2026.10.19

MOA美術館で「伊豆の仏像 Part1」が開催。重要文化財「南禅寺伝来諸像」の魅力に迫る

静岡県熱海市のMOA美術館で、河津南禅寺伝来の仏像を紹介する「伊豆の仏像 Part1」が開催される。会期は10月23日〜2027年1月3日。

重要文化財《薬師如来坐像》(9〜10世紀)河津平安の仏像展示館

 静岡県熱海市のMOA美術館で、「伊豆の仏像 Part1」が開催される。会期は10月23日〜2027年1月3日。

伊豆の仏像群に焦点を当てる

 平安時代始め、伊豆地域では河津南禅寺をはじめとする寺社の建立や仏像・神像の造立が活発に行われ、優れた仏教彫刻が数多く生み出されてきた。なかでも河津南禅寺には、山津波で埋没した寺体と仏像を掘り起こした伝承が伝わっている。

 境内にはその歴史を裏付ける破損像や断片が残り、かつては50体規模の仏像が安置されていたとみられている。近年の調査研究により、周辺地域に点在する仏像の諸相やその歴史的背景が次第に解き明かされつつある。

 本展は、近年注目の高まりを見せる伊豆の仏像に焦点を当てる企画の第1弾だ。2024年に国の重要文化財に指定された「南禅寺伝来諸像」を中心に、河津南禅寺の仏像群を紹介。会場では、南禅寺に伝わる26体の重要文化財指定諸像のなかから、本尊の《薬師如来坐像》(9〜10世紀)を含む12体を展示する。