MAGAZINE

「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」(Bunkamuraザ・ミュージアム)開幕レポート。写真と衣服、「かっこいい」を生み出す物質

東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、移転前最後となる展覧会「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が開幕した。会期は3月29日まで。写真家・高木由利子が世界各地の伝統的な衣服をまとう人々を30年にわたり撮影してきた作品群が、現代の都市を生きる人々に投げかけるものとは。会場をレポートする。

2026.3.9
PREMIUM
第72回

WORLD REPORT「サンパウロ」:“南”の問題を人類の普遍的な課題として示す、第36回サンパウロ・ビエンナーレ

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「サンパウロ」では、イビラプエラ公園内シッシロ・マタラッツォ館で開催された第36回サンパウロ・ビエンナーレ「旅人すべてが道の上を歩くわけではない-実践としての人間性について」について仁尾帯刀が考察する。

2026.3.8

地域レビュー(東京):原田美緒評「須田日菜子 空間のひげ」、「場–junction–」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューシリーズ。本記事では、原田美緒(東京都現代美術館学芸員)が、須田日菜子「空間のひげ」(TAKU SOMETANI GALLERY)と、KINJOがキュレーションしたグループ展「場–junction–」(parcel)の2つの展覧会を取り上げる。身体の延長として空間に介入する絵画表現と、都市に散在する痕跡や関係性を展示空間に引き入れる試みを手がかりに、背景化されがちな身体や場がいかに前景化されうるのか、その表現の可能性を読み解いていく。

2026.3.8
PREMIUM

アレキサンダー・ワン インタビュー:「The Wang Contemporary」が拓く新たな文化のプラットフォーム

2026年2月、ニューヨーク・チャイナタウンの歴史的建築58 Boweryに「The Wang Contemporary」が開館した。2004年、24歳で自身の名を冠したブランドを立ち上げ、ニューヨークを代表するブランドのひとつに成長させてきたファッションデザイナー、アレキサンダー・ワンとイン・ワンの親子が設立した本拠点は、アジア系およびアジア系アメリカ人の創造性を横断的に紹介する新たな文化プラットフォームだ。本稿では、アレキサンダー・ワンへのメールインタビューを通じ、その背景にある思想と、ニューヨークの文化的エコシステムに加わる新たなレイヤーについて探る。

2026.3.7
PREMIUM
第71回

WORLD REPORT「ベルリン」:東西ドイツ再統一から35年。アートシーンで東のアイデンティティが語られ始めた

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「ベルリン」では、ジャルディーニで開催された第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 ドイツ館での展示と、マウンテンズで開催された「エリック・マイヤー、アンドレア・ピヒル」展について河内秀子が考察する。

2026.3.7
PREMIUM

長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』監督・四宮義俊インタビュー:日本画の技術と感性がアニメを拡張させる

日本画家の四宮義俊が監督と脚本を手がける長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』が3月6日より全国公開された。町の再開発により立ち退きを迫られている花火工場で育った主人公・敬太郎が、蒸発した父に代わり幻の花火「シュハリ」を完成させようと独りで奮闘する本作は、第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。画家である四宮はアニメーション映画にいかに挑戦したのか、話を聞いた。

2026.3.7
第14回

表参道の路地裏の一軒家アトリエ「青山二階」。様々な分野のクリエイターが集まるコミュニティの正体とは

東京・表参道の路地裏に佇む、昔ながらのクリーニング店。その2、3階に、若手のクリエイターが集まるアトリエ兼コミュニティスペースがある。「青山二階」と名づけられたこの場所では、7名(取材当時)のクリエイターが活動しており、イラストレーター、モーショングラフィックデザイナー、写真家、スタイリスト、シルクスクリーンアーティスト、スケーター兼アーティストと、その分野も様々である。アトリエ内部を見せてもらいながら、「青山二階」の正体について話を聞いた。