
「最前線」の島をつなげるアートの力とは? 第3回馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)
中国にほど近い台湾の離島「馬祖」にて、今年で3回目となる「馬祖ビエンナーレ」が開催されている。台湾、日本、韓国、香港、マレーシア、オーストラリア、アメリカ、スペイン、カナダの9つの国・地域から55組のアーティストが参加した今年は、南竿(ナンガン)、北竿(ベイガン)、西莒(シージュ)、東莒(ドンジュ)、東引(ドンイン)の5つの島々に75点が展示され、10以上のパフォーマンスが行われる。「最前線」の島で展開される芸術祭の意義を、台湾在住の文筆家・栖来ひかりがレポートする。