
アフリカと日本をつなぐアートと文化の拠点。「space Un」の設立者が語るアートとコミュニティの新しいかたち
アフリカの現代アートを日本に紹介し、文化的な交流を促進する東京・南青山のアートスペース「space Un(スペース・アン)」。その設立者、エドナ・デュマとギャラリー・ディレクターの中谷尚生に、同スペースの理念や今後の展望について話を聞いた。
アフリカの現代アートを日本に紹介し、文化的な交流を促進する東京・南青山のアートスペース「space Un(スペース・アン)」。その設立者、エドナ・デュマとギャラリー・ディレクターの中谷尚生に、同スペースの理念や今後の展望について話を聞いた。
今年4月に金沢21世紀美術館の新館長に就任した鷲田めるろ。長年にわたる同館でのキュレーター経験を持つ氏が目指すものとは?
ポーランドを拠点に活動を続ける美術家・鴨治晃次。その日本初の個展「鴨治晃次 展|不必要な物で全体が混乱しないように」が、ワタリウム美術館で6月22日まで開催されている。鴨治にとって66年ぶりの帰国展ともなる本展にあわせて、ポーランドでの制作活動やその哲学について話を聞いた。
4月、台湾最大の直轄市・新北市に「新北市美術館」が開館した。多様な歴史と文化が交差するこの地に誕生した美術館は、「すべての人に開かれた美術館」という理念のもと、地域の暮らしと結びついた文化活動を展開する。開館準備を率いてきた頼香怜(ライ・シャンリン)館長に、そのビジョンと実践を聞いた。
高い技術力で機械やエンジンなどの人工物を絵画として描き出すことで知られる牧田愛。近年、作品制作に生成AIをに取り入れ新たなステップへと進んだ画家の思想に、キュレーター高橋洋介が切り込む。
スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリント(1862〜1944)によるアジア初の大回顧展「ヒルマ・アフ・クリント展」(〜6月15日)が、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催されている。その作品と思想について、占星術研究家の鏡リュウジと本展企画担当の三輪健仁(東京国立近代美術館美術課長)に対談で迫った。
「音」を核とし、映像やオブジェ、機械装置を用いた壮大なインスタレーションを発表してきたジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー。日本では金沢21世紀美術館での回顧展以来約7年ぶりとなる個展「Small Works」(ギャラリー小柳)に際し、来日したジャネット・カーディフにインタビューを行った。
小山登美夫ギャラリー京橋で個展「San, Shi, Go」が5月17日まで開催中のリチャード・タトル。83歳のいまも精力的な活動を続けるタトルが語る、アート・アーティストの役割、そしてそのあるべき姿とは?
フランスを代表する現代美術館であるポンピドゥー・センター。その史上初となる大規模改修プロジェクト「ポンピドゥー・センター2030」を手がける日仏建築家ユニットのモロー・クスノキに単独インタビュー。
エルヴィン・ヴルムの美術館における日本初個展「エルヴィン・ヴルム 人のかたち」が、青森の十和田市現代美術館で開催されている。本展に際して来日したヴルムに、彫刻を通じて表現したいこと、そしてアートに対する考えについて話を聞いた。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)でマーチャンズ・ディレクターを務めるエマニュエル・プラッドの独占インタビューをお届け。MoMA Design Storeのすべてを仕切るキーパーソンが語るそのコンセプト、グッズ展開に通底する思想とは?
20世紀前半、海外で成功と挫折を経験した二人の画家、藤田嗣治(1886〜1968)と国吉康雄(1889〜1953)。その二人展として兵庫県立美術館で特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」が開催されるにあたり、藤田の研究者でもある同館館長の林洋子が、これまでの研究と、新たな研究の礎としての本展について語った。
ニューヨークを拠点とするアーティスト・松山智一の東京初となる大規模個展「松山智一展 FIRST LAST」が麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中。異なる文化、ジャンル、歴史が交差するなかで、多文化主義の変容や宗教、商業とアートの境界を問い直す作品を制作し続ける松山に、近年の制作や新作シリーズ、コラボレーションの意図などについて話を聞いた。
国際的なアートマーケットはいま、縮小と再編の渦中にある。アート・バーゼルとUBSによる2025年版「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」の発表にあわせ、著者である文化経済学者クレア・マカンドリュー博士に、グローバル市場の変化や今後の展望について聞いた。
2025年3月7日、アムステルダムでアンゼルム・キーファーの大規模展「Sag mir wo die Blumen sind」が開幕した。本展は、ファン・ゴッホ美術館とアムステルダム市立美術館による共同キュレーションのもと、キーファーの新作を含む幅広い作品を展示する。2019年に構想が始まったこの展覧会は、どのような経緯を経て実現したのか。そして、今日の社会・政治情勢のなかでどのような意味を持つのか。長年美術館に携わるキュレーターたちに、その背景と意義を聞いた。
東京・京橋のアーティゾン美術館で展覧会「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」が6月1日まで開催されている。20世紀前半を代表するアーティストカップルであるゾフィー・トイバー=アルプ(1889~1943)とジャン・アルプ(1886~1966)。その個々の創造と協働の軌跡を紹介する本展を担当した同館学芸員の島本英明に、2人の作品の魅力や関係性を聞いた。
「VOCA展2025」の大賞を受賞した、アーティストの宮本華子。「家」や「家族」「他者」とのコミュニケーションをテーマに作品を制作を行い、今回《在る家の日常》が受賞作品となった。制作活動に加えて熊本でのレジデンスの運営も行う宮本が目指すものとは何か。この作品の制作経緯を通じて、話を聞いた。
シャルジャ美術財団は、2009年にフール・アル・カシミの指導のもと設立され、シャルジャ・ビエンナーレをはじめとする多様なアートプログラムを通じて、地域と国際社会を結びつけてきた。昨年『ArtReview』によるアート界の「Power 100」ランキングで1位に選出され、「あいち2025」やシドニー・ビエンナーレの芸術監督も務めるアル・カシミが、財団設立の経緯やビエンナーレの独自性などについて語った。
研究者として人工知能(AI)に携わり、現在は表現者としてAIとともに芸術を生み出している岸裕真。√K Contemporaryで開催中の大規模個展「Oracle Womb」(〜3月15日)にあわせて話を聞いた。
1990年に千葉・佐倉に開館して以来多くの美術ファンに愛されてきたDIC川村記念美術館。今年4月からの休館が予定され、東京・六本木の国際文化会館との協業による移転が決定した。六本木でどのような美術館モデルを築くのか。その背景やコレクションの行方を含め、キーパーソンである池田尚志(DIC株式会社 代表取締役 社長執行役員)と近藤正晃ジェームス(公益財団法人 国際文化会館理事長)にインタビューを行った。