アーティストによる「飾れる骨壺」が展示・販売。「A・LIFE・FROM・DEATH」が原宿で開催へ
9名のアーティストが制作した骨壺の展示・販売を行うアートフェア「A・LIFE・FROM・DEATH ― 死を日常に取り戻す、アートとしての骨壺展 ―」が、東京・原宿のAFRODE CLINICで開催される。会期は9月10日〜16日。

9名のアーティストが制作した骨壺の展示・販売を行うアートフェア「A・LIFE・FROM・DEATH ― 死を日常に取り戻す、アートとしての骨壺展 ―」。愛知県名古屋市で開催されたこのフェアが、東京のAFRODE CLINICでも開催される。会期は9月10日〜16日。
出展アーティストは、市川透、井上祐希、氏家昂大、酒井智也、高橋奈己、名倉達了(インスタレーション出展)、野田ジャスミン、ノグチミエコ、桝本桂子、横山玄太郎。

かつて日本の家々には仏間があり、日々の暮らしのなかで先祖や亡き人に思いを馳せる習慣があった。しかし、近年はそうした空間を持たない住宅も増え、「死」と向きあう機会が少しずつ失われつつある。
葬祭用品メーカーの三和物産と、工芸をアートとして提案するB-OWNDによって企画された本展では、「死を感じる場を日常へ」というコンセプトのもと、鑑賞者に死と向きあう時間を生み出し、いまを前向きに生きることへの意識を促すことを目的とするものとなる。

会場では、日常に溶け込むデザイン性を持ちながら、供養の道具としての意味をあわせ持つ、全17点の「飾れる骨壺」を展示・販売。アーティストの思いや制作背景に触れながら、自身の死生観や「自分らしい最期」について考えるきっかけを創出するという。
ほかにも、三和物産オリジナル棺「桜風」の展示と入棺体験も行われ、棺に横たわる体験をすることも可能となっている。


