ルーシー・リーの10年ぶりの大回顧展が国立工芸館で開催
石川・金沢にある国立工芸館で、ルーシー・リーの10年ぶりの大回顧展が開催される。会期は9月9日〜11月24日。

石川・金沢にある国立工芸館で、20世紀を代表するイギリスの陶芸家・ルーシー・リーの10年ぶりの大回顧展が開催される。会期は9月9日〜11月24日。
ルーシー・リー(1902〜1995)は、オーストリア・ウィーン生まれの陶芸家。ウィーン工業美術学校で轆轤(ろくろ)に出会い魅了され、陶芸の道へ進む。作家としての地位を確立しながらも、1938年に亡命を余儀なくされたのち、作陶の場をイギリス・ロンドンへ移した。日本では、1989年の草月会館での展覧会で紹介されてから人気を博し、以降ファッション誌やライフスタイル誌でも定期的に取り上げられている。
10年ぶりの大回顧展となる本展は、国立工芸館に寄託された井内コレクションの作品が中心となり紹介される。ルーシーが出会った人、もの、場所、そして時代背景を交えながら、その作品を全4章で紐解く構成となる。