落合陽一 個展 総集編「ﾇﾙのテトラレンマ　記号に帰納する人間の物語」

　日下部民藝館で、落合陽一個展総集編「ﾇﾙのテトラレンマ　記号に帰納する人間の物語」が開催される。

　本展は、今年度以降、同館で開催されてきた落合陽一展を総括する特別企画である。

　今回の展示では、飛騨高山での綿密なリサーチと地域協働により生まれた過去作と新作をあわせた100点超を、重要文化財・日下部民藝館、吉島家住宅、ギャラリー＆カフェ「おんど」の3会場で一挙に公開。

　さらに大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null^2」を関連会場として位置づけ、4つの空間それぞれが「ﾇﾙのテトラレンマ」にもとづく異なる哲学的体験を展開。

　新作彫刻《鵺 null-e》は、十三支を融合したキメラ状フォルムに梵字、三次元写経、オブジェクト指向菩薩を重層的に刻み込んだ「変換装置」として物質と情報の境界を溶かし、本展の世界観を体現するものとなる。