2026.9.4

今週末に見たい展覧会ベスト13。UESHIMA MUSEUMからやなせたかし展、平子雄一まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する」展の展示風景より、左はラキブ・ショー《The Pragmatic Pessimist》(2024)
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もうすぐ閉幕

「弘法大師生誕1250年記念特別展『空海と真言の名宝』」(東京国立博物館 平成館

 東京・上野の東京国立博物館平成館で、弘法大師生誕1250年を記念した特別展「空海と真言の名宝」が9月6日まで開催されている。レポート記事はこちら

国宝《五智如来坐像》(9世紀)

 弘法大師空海(774~835)によって開かれた真言宗は、様々に分派した歴史をもつ。そのなかで中心的な役割を果たし、今日に続く「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」を支えているのが、真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山だ。この十八本山が揃って出展を行うのは、今回が初の試みとなる。

 2023年に迎えた空海の生誕1250年を記念した本展では、十八本山と関係寺院の貴重な名宝を一堂に展示。全88件の品々を通じ、空海と真言密教、そして弘法大師信仰の歴史と広がりを体感できる構成となっている。

会期:2026年7月14日〜9月6日 ※会期中一部作品の展示替えあり
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00〜20:00)
開館時間:9:30〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 2300円 / 大学生 1300円 / 高校生 900円 ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際は要証明書提示

「没後50年 髙島野十郎展」(渋谷区立松濤美術館

 渋谷区立松濤美術館で「没後50年 髙島野十郎展」が9月6日まで開催されている。レポート記事はこちら

展示風景より、《蝋燭》(1948以降、福岡県立美術館蔵)

 髙島(1890〜1975)は福岡県出身の洋画家。東京帝国大学(現東京大学)農学部水産学科を首席で卒業後に画家の道を選び、独学で絵を学んだ。特定の美術団体に属さず、流行や時代に迎合することなく、自らの理想と信念に忠実な制作を続けた。晩年に千葉県柏市へ移るまでの約50年間、留学や帰郷を挟みながらも東京の渋谷や青山にアトリエを構え、渋谷区とゆかりの深い人物でもある。

 没後50年を機に開催されている本展は、初公開作品に加え、青木繁、坂本繁二郎、岸田劉生ら関連作家たちの作品、関係資料を含む約170点を展示。代表作である「蝋燭」や「月」を主題とした作品をはじめ、青年期や滞欧期の作品など、これまで大きく取り上げられることのなかった作品が紹介されており、その人物像に焦点を当てている。

会期:[前期]2026年7月4日~8月2日、[後期]2026年8月4日~9月6日
会場:渋谷区立松濤美術館
住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
電話番号:03-3465-9421
開館時間:10:00~18:00(金~20:00)※入館は閉館30分前まで
料金:一般 1000円 / 大学生 800円 / 高校生、60歳以上 500円 / 小学・中学生 100円 / 障がい者の方および付添者1名 無料 ※土日祝休日および夏休み期間は小学・中学生無料

「MEMORIES OF WEST AFRICA ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙 ――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」(世田谷美術館

 東京・世田谷の世田谷美術館で「MEMORIES OF WEST AFRICA ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙 ――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」が9月6日に終了する。レポート記事はこちら

展示風景より

 本展では、ヨーロッパ・西アフリカ・日本という3つの異なる視座から文化を見つめ、口頭伝承が豊かに息づく社会を調査するかたわら、人々の暮らしの道具からうかがえる世界観を洞察した人類学者・川田順造(1934〜2024)と、1970年代に夫である川田の調査助手として西アフリカのサバンナの国・ブルキナファソで3年半生活し、帰国後は独自の「うつわ」の制作により国内外で高く評価されてきた陶芸作家・小川待子(1946〜)によるコレクションを紹介。70年代の西アフリカでの調査と生活のなかで集められたこれらは、80年代にその一部が公開されて以来、長らく展観の機会に恵まれなかった貴重な手仕事のコレクションとなっている。

 今回の展示では、エッセイの名手でもあった川田の『サバンナの博物誌』(1979、新潮社)などに記された言葉を手掛かりに、600件をはるかに超える夫妻のユニークなコレクションから約350件を厳選して展示する。

会期:2026年7月11日〜9月6日
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
電話番号:03-3415-6011
開館時間:10:00~18:00 ※入場は17:30まで
料金:一般 1400円 / 65歳以上 1200円 / 大高生 800円 / 中小生 500円 / 未就学児 無料 ※障害者手帳をお持ちの方は500円。ただし、小中高大専門学校生の場合は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。

「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」(世田谷文学館

 世田谷文学館で「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が9月6日に閉幕する。レポート記事はこちら

「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」の展示風景 © やなせたかし(公財)やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団蔵

 やなせたかしは1919年高知県生まれ。東京高等工芸学校卒業後、入社したものの徴兵のため召集。復員後は、高知新聞社で雑誌編集を担当した。47年に上京し、三越百貨店宣伝部を経て53年にマンガ家として独立。舞台美術、作詞、ラジオやテレビの構成も手がける。67年に『ボオ氏』で週刊朝日マンガ賞を受賞。73年創刊の雑誌『詩とメルヘン』の編集長を務めた。同年『あんぱんまん』を発表し、88年にはテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の放送が開始された。作詞に「手のひらを太陽に」、絵本に『やさしいライオン』などがある。

 本展は、2026年にやなせたかし記念館アンパンマンミュージアムが30周年を迎えることを記念して開催される。原画約200点を中心に、「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」のテーマで作品を紹介。戦争体験、家族との別れ、様々な人との出会いを経て、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を自身に問い続けたやなせが辿り着いたヒーロー像を提示する。

会期:2026年6月30日〜9月6日
会場:世田谷文学館 2階展示室 
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10 
電話番号:03-5374-9111
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
料金:一般 1500円 / 65歳以上・大高生 900円 / 中学生以下 無料 / 障害者手帳をお持ちの方 750円(ただし、大学生以下は無料)

「柳宗悦が出会った沖縄の美 琉球の民藝」(日本橋髙島屋S.C.)

 東京・日本橋の日本橋髙島屋S.C.で「柳宗悦が出会った沖縄の美 琉球の民藝」が9月6日まで開催されている。

第3章「琉球の焼物」より。会場中央には琉球独自の風習が反映された骨壷が展示されている

 柳宗悦は1889年東京生まれの宗教哲学者・美術評論家。学習院高等科時代に雑誌『白樺』の創刊に参加した。朝鮮半島の陶磁器や木喰仏などの美に感銘を受け民藝運動を提唱。1936年に「日本民藝館」を開設し初代館長に就任、生涯を通じて独自の審美眼で美の価値観を提示した。

 本展は、首里城正殿の再建や民藝の理念確立から100年を迎える節目に合わせて開催される展覧会だ。会場では、日本民藝館が所蔵する琉球民藝コレクションを中心に、暮らしと芸能に根ざした道具の数々を展示。あわせて、柳とともに沖縄を旅した芹沢銈介、河井寬次郎、濱田庄司ら民藝運動の作家たちが沖縄から学び制作した作品など、約100点を取り上げる。

会期:2026年8月26日〜9月6日
会場:日本橋髙島屋S.C. 本館 8階ホール
住所:東京都中央区日本橋2-4-1
電話番号:03-3211-4111(代表) 
開館時間:10:30〜19:30(最終日は〜18:00) ※入場は閉場の30分前まで 
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下無料

「路上、お邪魔ですか?」(金沢21世紀美術館

 金沢21世紀美術館で、特別展「路上、お邪魔ですか?」が9月6日に終了する。レポート記事はこちら

中村裕太《電柱から見た生き物の世界》(2026)と鯨津朝子《Obstacles?》(2026)が共存する、金沢21世紀美術館の中庭「光庭」での展示風景

 かつて日本には、公界と呼ばれる一定の制度や権力の及ばない自由な空間が存在していた。現代における「路上」は、所有や統治の枠組みが曖昧で、ときに制度へのレジスタンスによって自由を見出そうとするいっぽうで、排除の論理による不安定さも抱えている。本展では、路上をキーワードに作品や歴史的なできごと、言説を紹介し、現代における公共性がもつ課題を考える。

 本展覧会は、1986年に赤瀬川原平や藤森照信らによって結成された「路上観察学会」の創設40周年を契機としている。メディアを通して都市と自然が意図せず生み出した状況を共有した同会の活動を紹介するとともに、2020年に渋谷で起きた路上生活者殺害事件などの事例を通じ、他者の主観的ルールが衝突する空間としての側面にも注目する。現代美術から歴史的資料、テレビゲーム、銭湯、大道芸までを展示し、過去の実践から現代の都市に対する批評的なアプローチまでをたどりながら路上の公共性を探る。

会期:2026年4月25日~9月6日
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2800
開館時間:10:00~18:00(金土~20:00)
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 小学・中学・高校生 400円 / 65歳以上の方 1000円

「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」(京都市京セラ美術館

 京都市京セラ美術館で「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」が9月6日に閉幕する。東京会場のレポート記事はこちら

東京会場の展示風景より、コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》(1991)

 本展は、テート美術館が所蔵する同館のコレクションを中心に、1990年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を多角的に紹介。50名を超える作家による約90点を通して、この時代のクリエイティブな熱狂がいかに世界のアートシーンに決定的な影響を与えたかを検証する。

 出展作品は多岐にわたり、ダミアン・ハースト、トレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンスなど、サッチャー政権時代を経て緊張感漂う英国社会で登場した実験的な作家たちの作品を一堂に展示。大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いた作品の数々を見ることができる。

会期:2026年6月3日~9月6日
会場:京都市京セラ美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館30分前まで
料金:一般 2300円 / 大学生 1500円 / 高校生 900円 / 中学生以下 無料

「マリメッコ展 模様のちから」(京都文化博物館

 京都・三条高倉の京都文化博物館で「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love」が9月6日まで行われている。レポート記事はこちら

plaplax (プラプラックス)によるプロジェクションインスタレーション《Factory as Playground》(2026)

 マリメッコはフィンランドのデザインハウスであり、世界に先駆けて誕生したライフスタイルブランドのひとつとして知られる。「喜びにあふれた人生」と「より良く生きるための哲学」を体現することをモットーに、1951年にアルミとヴィリヨ・ラティア夫妻によって設立された。鮮やかな色彩と大胆な模様が特徴のプリント・デザインは、世代や国境を超えて愛され、創業以来そのデザインは3500種類以上にのぼる。

 本展は、様々な年代の貴重なドレスやファブリック、制作過程のイメージなど、多彩な資料を通してマリメッコの創造の美学を紐解くものとなる。1960年代から近年のコレクションまで、厳選された約70点のドレスを一堂に展示。自然の風景から描かれたスケッチや切り絵、キービジュアルを飾った模様の原図の一部などといった貴重な資料を通じて、1枚の紙に描かれたドローイングがファブリックへとかたちを変えていく創作の舞台裏を公開する。

会期:2026年7月4日〜9月6日
会場:京都文化博物館
住所:京都府京都市中京区三条高倉
電話番号:075-222-0888 
開館時間:10:00~18:00(金〜19:30) ※入場は閉室30分前まで
料金:一般 2000円 / 大学・高校生 1600円 / 中学・小学生 700円 / 未就学児(要保護者同伴)、障がい者手帳などをご提示の方と付添者1名まで 無料

今週開幕

「像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する」(UESHIMA MUSEUM

 東京・渋谷のUESHIMA MUSEUMで、第3回コレクション展「像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する」(キュレーション:長谷川祐子)が開幕した。レポート記事はこちら

展示風景より

 地下1階から5階で展開される第3回コレクション展は、「消滅と風景」「都市と痕跡」「反復と像」「肖像と隠蔽」「断片と都市」「光と影──像を手放す場所へ」のテーマのもと、作品を展示。地下から最上階へと上る鑑賞者の移動とともに「見る」行為の変化をたどる構成となっている。展示作品には、今津景《The Sea is Barely Wrinkled》(2025)、ラキブ・ショー《The Pragmatic Pessimist》(2024)、アイ・ウェイウェイ《Table with two legs》(2005)、村上隆とヴァージル・アブローによる《Yellow and Pink》(2018)、ナイジェル・クック《Nemesis》(2026)、ピピロッティ・リスト《Flüstern mit Kometen》(2026)などが含まれるほか、アンディ・ウォーホル、オラファー・エリアソン、草間彌生、ゲルハルト・リヒター、シアスター・ゲイツ、ジェームズ・タレル、杉本博司、奈良美智らの作品を展示する。

 また、6階では茶陶と現代陶芸展「時のうつほ」も開催。器の内側にある空洞を意味する「うつほ」をキーワードに、「沈黙」「受容」「変容」「解放」の4章を通して作品をおおむね年代順に配置し、時代による変化をたどる。

会期:2026年9月2日〜
会場:UESHIMA MUSEUM
住所:東京都渋谷区渋谷1丁目21番18号 渋谷教育学園 植島タワー 
開館時間:11:00〜17:00 ※入場は閉館の1時間前まで
休館日:月(ただし月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館) 
料金:一般 1800円 / 高校・中学生 500円 / 小学生以下無料

「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」(茅ヶ崎市美術館

 茅ヶ崎市美術館で、「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」が開幕した。

瀧本幹也《GRAIN OF LIGHT #12》(2014年)C-type print 92.3×74.2cm © Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery

 本展は、写真家・瀧本幹也にとって公立美術館では初となる大規模個展。広告や映画撮影の第一線で活躍するいっぽう、瀧本は自然と宇宙、人間と都市、ミクロとマクロといった異なるスケールを行き来しながら作品を制作してきた。代表作『LAND SPACE』『GRAIN OF LIGHT』から近年の『LUMIÈRE』『PRIÈRE』まで、その仕事を幅広く紹介する。

 展覧会の核となるのは、海辺に位置する茅ヶ崎市美術館のために制作された新作『LUNATION 朔望』。「朔(新月)」と「望(満月)」による月の周期と潮汐を手がかりに、満月の光が水面に映る海を写真と映像で捉える。身近な海の風景から、その背後にある天体の運動や宇宙のスケールへと視線を広げる展覧会となる。

会期:2026年9月2日~11月8日
会場:茅ヶ崎市美術館
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
電話番号:0467-88-1177
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月(9月21日、10月12日は開館)、9月24日、10月13日
料金:一般 1200円 / 大学生 1000円 / 茅ヶ崎市内在住65歳以上 600円 / 高校生以下、障がい者およびその介護者無料

「共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」(東京都現代美術館

 東京都現代美術館で、「共時的星叢――時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」が9月5日に始まる。

陳澄波《嘉義公園一景》(1934) 個人蔵

 本展は、1930年代の台湾で結成されたモダニズム詩人グループ「風車詩社」を題材とした映画『日曜日の散歩者』を起点に、近代台湾と日本の文化芸術を捉え直す大規模展。同作の監督・黄亜歴をゲストキュレーターに迎え、台湾近代美術約200点、資料約500点、日本の作品約100点を通して、国や地域、ジャンルを越えて交差した創作の軌跡を紹介する。

 陳澄波、黄土水、李梅樹、郭雪湖ら台湾近代美術を代表する作家を、日本でこれまでにない規模で展観。さらに文学や音楽、映画、演劇、舞踏、工芸に関する書籍や雑誌、書簡などを作品と並列して提示する。台湾のUxU Studioによる反射素材を用いた会場構成も含め、単線的な歴史ではなく、複数の文化的関係が「星座」のように立ち現れる展示を目指す。

会期:2026年9月5日~12月13日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5245-4111
開館時間:10:00~18:00(11月の毎金~20:00) ※展示室への入場は閉館30分前まで
休館日:月(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日
料金:一般 2000円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 1400円 / 中高生 800円 / 小学生以下無料

「平子雄一 HUMAN AND NATURE」(東京ミッドタウン日比谷ホール)

 東京ミッドタウン日比谷に新たに開業する「東京ミッドタウン日比谷 ホール」で、平子雄一の展覧会「HUMAN AND NATURE」が9月5日から開催される。

岡山県立美術館「瀬戸芸美術館連携プロジェクト平子雄一展 ORIGIN」(2025)展示風景 © Yuichi Hirako photo by Osamu Sakamoto

 植物や自然と人間との共存、その境界の曖昧さを主題としてきた平子。本展では、約1200平方メートルのホール全体を使い、初公開となる新シリーズを含む絵画や立体作品など約300点を展開する。最大約3.5メートルのモビール群や木材による構造体を組み合わせ、鑑賞者が作品世界の内部を歩くような大規模インスタレーションをつくり出す。

 平子作品を象徴する、人の身体に植物の頭部を持つモチーフも登場。会場内だけでなく、1階ステップ広場にも大型立体作品を設置し、都市のなかで管理される自然と人間との関係を問い直す。東京ミッドタウン日比谷 ホールのこけら落とし第1弾となる展覧会でもある。

会期:2026年9月5日~10月18日
会場:東京ミッドタウン日比谷 6階ホール
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷
開館時間:11:00~20:00 ※最終入館19:30
休館日:会期中無休
料金:[オンライン券]一般 2000円 / 大学生・専門学生 1500円 / 中高生 1000円 / 小学生以下無料
[当日券]一般 2200円 / 大学生・専門学生 1600円 / 中高生 1100円 / 小学生以下無料

「民藝 SHOCK!! ―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎」(静嘉堂@丸の内

 静嘉堂@丸の内で、「民藝 SHOCK!! ―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎」が9月5日に開幕する。

 本展は、河井寬次郎(1890〜1966)の没後60年にあわせ、静嘉堂が所蔵する寬次郎作品51件を初めて一挙公開する展覧会。柳宗悦、濱田庄司とともに「民藝」という言葉を生み出し、「用の美」を意識したやきものを制作した寬次郎の活動を、大正末期から昭和初期を中心とする作品群から振り返る。

 館蔵品の多くは、寬次郎が民藝運動の中心人物として活動し始めた時期にあたり、「流し薬」「流し描」をはじめ、海鼠釉、辰砂、染付、青磁など多彩な技法が見どころ。また、李朝陶磁や丹波焼、瀬戸焼、中国陶磁など、寬次郎の創作に影響を与えたと考えられる古陶磁もあわせて展示し、その造形の源泉を探る。

会期:2026年9月5日~11月8日
会場:静嘉堂@丸の内
住所:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1階
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00(ただし、9月23日・10月28日は~20:00、11月6日・7日は~19:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(9月21日、10月12日は開館)、9月24日、10月13日
料金:一般 1500円 / 大学生・高校生 1000円 / 中学生以下無料