2026.7.30

椿昇とWHAT CAFEが37作家を選出。「u.n.l.o.c.k. tube++」が天王洲で開催

現代美術家の椿昇とWHAT CAFEによる合同キュレーション展「u.n.l.o.c.k. tube++」が、東京・天王洲のWHAT CAFEで開催される。日本画や油彩、写真、陶芸、ガラス、インスタレーションなど、37作家の多様な表現を紹介する。会期は9月4日〜27日。

 東京・天王洲のアートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」で、現代美術家の椿昇をゲストキュレーターに迎えた展覧会「WHAT CAFE EXHIBITION vol.47:WHAT CAFE×椿昇 特別合同キュレーション展『u.n.l.o.c.k. tube++』」が開催される。会期は9月4日〜27日。

椿とWHAT CAFEがそれぞれの視点から選出した計37作家

 本展は、椿とWHAT CAFEがそれぞれの視点から選出した計37作家を紹介するもの。日本画や油彩、写真をはじめ、陶芸、ガラス、インスタレーションなど、異なる素材やメディアによる作品が会場に並ぶ。「TENNOZ ART WEEK 2026」の関連プログラムとして開催され、京都芸術大学のARTOTHÈQUEが企画協力する。

 椿は1953年京都市生まれ。1989年の全米巡回展「AGAINST NATURE」や、1993年のヴェネチア・ビエンナーレ「アペルト」部門などに参加してきた。2018年には、アーティストが企画や運営、作品販売に主体的に関わるアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO」を創設。若い世代の発表や作品流通の新たな仕組みづくりに取り組んできた。また現在、十和田市現代美術館で個展「椿昇 フリーダムー像(ゾウ)と生きる」(〜11月8日)が開催中だ。

 いっぽう、WHAT CAFEは、若手を中心とする作家の作品を展示・販売し、発表と購入の機会をつくる場として寺田倉庫が運営。今回の合同キュレーションは、アーティスト主導による市場形成を試みてきた椿と、「ファーストアート」、つまり初めて購入する作品との出会いを提案してきた同施設の実践が交差する機会となる。

 ゲストアーティストとして神谷徹が参加するほか、イケナナ、xorium、岡田将充(OMD)、小野田涼香、片山穣、川田英里佳、川村摩那、木須葵悠、倉敷安耶、黑﨑香織、國分莉佐子、小橋美花、小林由、佐々木怜央、品川美香、白井桜子、菅本智、タイラクルカ、立石従寛、土屋咲瑛、戸上真音、床井恵音、西垣肇也樹、西凌平、高橋遥、船越愛菜、本間賛、BCBG ユナ、松村咲希、丸井花穂、Mii、見島澪佳、皆川百合、御村紗也、森上陽介、矢部もなみが出展する。

 椿は本展のステートメントとして、消費され、記号化され続ける現代のイメージをめぐる状況に言及。「未来はますます不透明。だからこそ我々はアーティストとして生まれ落ちたに違いない」と結んでいる。世代やジャンルを横断する作品群を通じて、不透明な時代における表現と、その作品を社会へ届ける方法の双方を問い直す展覧会となりそうだ。