「NEW PLATFORM – Alternative JAPAN –」(Art Center NEW)開幕レポート。見て、買って、話して楽しめる、全国23のオルタナティブ・スペースを紹介
横浜市の新高島駅にあるArt Center NEWで、国内のオルタナティブ・スペースが集結するアートフェア「NEW PLATFORM – Alternative JAPAN –」が9月11日に開幕した。会期は13日まで。会場の様子をレポートする。

横浜市の新高島駅構内にあるアートスペース、Art Center NEWで、日本国内の13都道府県から23のオルタナティブ・スペースを招聘したアートフェア「NEW PLATFORM – Alternative JAPAN –」が開幕した。会期は9月11日〜13日。企画はArt Center NEWのプロジェクトリーダー・清田菜央。
「NEW PLATFORM」は、オルタナティブ・スペースやアートコレクティブを集めて開催されるアートフェア。各々のスペースが実践や運営の知見を共有し交換する場としても機能する。昨年はアジア圏のスペースを集めたが、今年は国内の多様な地域の実践に焦点を当てる。
13の都道府県から23のスペースが参加
今回は13の都道府県から、以下の23のスペースが集結している。ie(北海道)、こしゃう(山形)、ふわりの森アートプロジェクト(千葉)、NAMNAM Space(東京)、ゴリラの森(東京)、ソフトハウス三ノ輪(東京)、亀戸アートセンター(東京)、callbox(東京)、Art bar 星男(東京)、STUDIO VISIT(東京)、あをば荘(東京)、Art Center Ongoing(東京)、space nobi(東京)、オルタナティブ掘っ立て小屋「ナミイタ」(神奈川)、Project Space hazi(愛知)、釜ヶ崎芸術大学(大阪)、超家(大阪)、Alternative Space CORE(広島)、HOSPITALE(鳥取)、Syndicate(香川)、わくせい(高知)、Art&Garden ねこぜ(大分)、スペースサバニ(沖縄)。参加スペースのブースを全ブースを展示順に簡単に紹介したい。

2021年、札幌にある築50年以上の一軒家に誕生した「ie(イエ)」は、1階をギャラリー、2階をファッションルームや多目的室とした複合施設だ。ブースにはzineや写真集など、同スペースの築いてきたコミュニティを知ることができる品々が並ぶ。
「亀戸アートセンター(KAC)」は、2018年にアーティストの石部巧とchappy が東京・亀戸に開いた、カフェスタンド併設のアートギャラリー。会場では水越智三の作品を中心に紹介している。

沖縄・那覇の「スペースサバニ」は2024年にオープンしたスペースだ。日米の軍基地が多く、そのことによる暴力も頻発している沖縄において、安心して語ることのできる時間と空間について問い続ける。天幕が張られたブースには座布団が敷かれ、リラックスできる場として機能している。
東京・新高円寺のマンションにある「ゴリラの森」は、誰でも自由に表現や発言をできる実験の場として継続的に展覧会を実施してきた。ブースでは過去の出展作家の作品やグッズなどを購入可能。

「わくせい」は2025年9月、高知県土佐市にオープン。平屋の民家を改修した空間で、地域で急増する東南アジア諸国からの技能実習生等の外国人市民と、地域社会との接点となることを目指す。現地では東南アジアの食品を扱うマーケットやカフェ、デザインの学校、リソグラフスタジオといった活動を行っており、会場ではそれらのプログラムの内容も紹介されている。
東京の高円寺にある「NAM NAM スペース」は、クイア、アート、アナキズムを志向するコミュニティスペース。ブースには既存の権力構造を問い直す印刷物や、イスラエルによる攻撃が続くパレスチナへのメッセージを込めた文物が並ぶ。

大阪・天王寺の「超家(ちょうハウス)」は、「友達の家とアートスペースの狭間」をコンセプトにした一般住居だ。アーティストが居住するとともに、若手作家や学生、研究者らの自主企画を受け入れながら、「大阪に留まる理由」を生成することを目指す。ブースには制作物やオリジナルグッズなどが並び、その活動の一端を知ることが可能。
「ソフトハウス三ノ輪」は、東京・三ノ輪にある木造長屋を改築した、住居と展示空間が融合するオルタナティブスペースだ。生活と制作、展示が地続きに存在する場として運営されており、ブースでは彫刻家・根本祐杜の小作品が数多く販売されていた。

























