2025.11.25

川崎市岡本太郎美術館、約3年間の改修工事へ

川崎市岡本太郎美術館が、2026年3月30日から29年3月末までの予定で改修工事を行う。

川崎市岡本太郎美術館

 川崎市岡本太郎美術館が、2026年3月30日から29年3月末までの予定で改修工事を行う。

 同館は1999年に開館。川崎市岡本太郎美術館は自然豊かな生田緑地内に位置する。川崎市出身の岡本太郎から寄贈された美術作品および資料約1800点を収蔵しており、岡本の両親である岡本一平、かの子の作品、また現代美術などの収集・展示も行っている。

 今回の改修工事は施設の老朽化に伴うもので、防水改修工事、特定天井改修工事、空気調和設備改修工事などを実施。この改修期間中は展示室での展覧会は休止するが、工事に影響のない範囲で館の一部を活用し、岡本太郎作品の展示やワークショップなどは継続するという。また、市内公共施設などで収蔵作品を活用した取り組みも実施予定で、休止期間中も岡本太郎作品に触れる機会を提供する。

 なお現在同館では、展覧会休止前の最後となる常設展「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」が26年3月29日まで開催中だ。とくに岡本太郎の絵画コレクションはしばらく見納めとなるため、この機会を逃さないようにしたい。