落合陽一のパビリオン《null²》を全国各地へ。クラウドファンディングがスタート
メディアアーティスト・落合陽一がプロデュースする大阪・関西万博シグネチャーパビリオンの《null²》。本作を全国様々な場所で公開するためのクラウドファンディングがREADYFORで開始。

メディアアーティスト・落合陽一がプロデュースする大阪・関西万博シグネチャーパビリオンの《null²》。本作を全国様々な場所に引っ越しするためのクラウドファンディングがREADYFORではじまった。
《null²》は素材から建築を構成したというパビリオンで、ミラーキューブを積み重ねたような外観を持つ。「ヌルヌルした建築がつくりたい」という落合の考えのもと、伸縮する素材を使用。キューブの内部にはロボットアームが入っており、建築自体が収縮や振動を繰り返すものだ。内部は高さ8メートルの巨大なミラールームとなっており、鏡の中に仕込まれたLEDによって現実とデジタルの境界が曖昧になるような没入型の体験ができる。

しかし万博の会期中の同作は、入場枠の当選確率がわずか数パーセントほどとなっており、受け入れ人数に大きな壁があった。この展示を今後より多くの人々が体験できるよう、現在、全国様々な場所への展開を目指している。