
WORLD REPORT「アンカレッジ」:アラスカ先住民や日系二世による表現から、その土地を訪ねる意味を考える
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「アンカレッジ」では、アンカレッジ・ミュージアムのコレクション展と、アラスカ大学北方博物館の常設展「ギャラリー・オブ・アラスカ」を取り上げる。そこで見たアラスカ先住民や日系二世による作品は、来訪者たちに何を伝えるのか。大阪中之島美術館学芸員の大下裕司が考察する。
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WORLD REPORT
雑誌『美術手帖』で掲載中の「WORLD REPORT」をウェブ記事として公開。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「アンカレッジ」では、アンカレッジ・ミュージアムのコレクション展と、アラスカ大学北方博物館の常設展「ギャラリー・オブ・アラスカ」を取り上げる。そこで見たアラスカ先住民や日系二世による作品は、来訪者たちに何を伝えるのか。大阪中之島美術館学芸員の大下裕司が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ハワイ」では、今年の2月から5月まで開催された「ハワイ・トリエンナーレ2025」を取り上げる。同芸術祭の出展作家であり、生まれ故郷の沖縄を題材に制作を行うミヤギフトシが、自身のバックグラウンドとハワイの持つ歴史的文脈を交差させながら、その様子について語る。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「サンパウロ」では、今年3月末に新館がオープンしたサンパウロ美術館(MASP)の「ピエトロ・マリア・バルディ館」のこけら落とし展「MASPに関する5つのエッセイ」を取り上げる。このユニークな美術館建築の成り立ちとも絡み合う本展の様子について、写真家・仁尾帯刀が論じる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「グダニスク」では、今春開催された日本人版画家・大矢雅章の個展「大矢雅章:ミステリーズ・オブ・ネイチャー」展を取り上げる。親日国として知られ、木版画の人気も高いポーランドで開催された同展は、なぜ現地の人々を惹きつけたのか? インディペンデント・リサーチャーの光山清子が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ベルリン」では、クンストヴェルケ現代美術センターで開催されたスン・テウ「1992, 2025」展と、グロピウス・バウで開催されたヴァギナル・デイヴィス「すばらしいプロダクト」展を取り上げる。移民としてこの土地に移り住んだ2人の女性アーティストに焦点を当て、河内秀子が社会のヴォイドについて考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ロンドン/リーズ」では、ホワイトチャペル・ギャラリーで開催された「ドナルド・ロドニー: 内なる害悪」展と、リーズ・アートギャラリーで開催された「カランジット・パネサー: 炉の果実」展を取り上げる。英国内の異なる2つのエリアにて、個展が開催されたそれぞれのアーティストが表現するメッセージを、橘匡子が読み解く。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ニューヨーク」では、ホイットニー美術館で開催された「エイミー・シェラルド:アメリカン・サブライム」展を取り上げる。「人種」という縛りを超えた人間の崇高さに着目する黒人女性画家エイミー・シェラルドが描き出すものを、國上直子が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「花蓮/台北」では、「2024 PALAFANG 花蓮跳浪芸術祭」と台湾近代を代表する画家・陳澄波の記念展「走揣・咱的所在─陳澄波百三特展」を取り上げる。台湾ならではのアイデンティティを顕在化するような2つの展示を、栖来ひかりが読み解いていく。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「デュッセルドルフ」では、クンストパラスト美術館で開催されたゲルハルト・リヒターの個展「ゲルハルト・リヒター、隠れた秘宝」を取り上げる。近年数多くの展覧会が開催されたリヒターの、未だ知られざる作品が並んだこの展覧会を河内秀子が紹介する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「ロンドン」では、バービカン・アート・ギャラリーで開催された、インド亜大陸全域の美術を俯瞰する展覧会「想像上のひとつのインド:1975〜1998年のアート」を取り上げる。70〜90年代の激動時代において、インドではどのような表現が生み出されてきたのか。また、今日それらに焦点を当てる意義とは? 橘匡子が論じる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「ニューヨーク」では、メトロポリタン美術館での「ジェシー・クライムス:矯正」展と、インドの写真家ソーラブ・フラの個展「ソーラブ・フラ:マザー」(MoMA PS1)の2つを取り上げる。クライムスとフラ、異なる立場を持つ2人は、それぞれの位置からどのように社会を見つめているのか。國上直子が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年1月号の「釜山」では、釜山ビエンナーレ2024「暗闇のなかで見る」を取り上げる。「海賊」と「仏教」という相容れないテーマを据えたビエンナーレでは、作家らはどのようにそれ解釈し、作品へと落とし込んだのか。そして、テーマの意図はどのようなものだったのか。権祥海が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年1月号の「ベルリン」では、「ベルリン・アート・ウィーク」の「パフォーム!」や、その一環として開催されたアイザック・チョン・ワイの「慎重な落下」展(ツィルバーマン・ギャラリー)、そしてティノ・セーガルの「この喜び」展(サンスーシ宮殿ノイエ・カンマー)を取り上げる。これらパフォーマンスのイベント・展示からどのような潮流が読み取れるのか。河内秀子が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年1月号の「ロンドン」では、昨年開催されたエブキ「アースバウンド・オークニー」展と、ホリー・ハーンドン&マット・ドライハースト「ザ・コール」展を取り上げる。考古学によるアートプロジェクトとAIとの協働の可能性を探るプログラム、一見正反対に見えるこれらの展覧会に共通する視点とは何か。橘匡子が論ずる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年1月号の「ニューヨーク」では、ニューヨーク近代美術館で開催された「トーマス・シュッテ」展と、ケイト・ワーブル・ギャラリーの「クリストファー・チアパ:眺めのいい部屋」展を取り上げる。作家のアイデンティティを中心に据えた展覧会が常態化しているニューヨークで、新たな潮流が見え始めたのか。國上直子が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「ソウル」では、イルミン美術館で開催された「永続主義:私たちを世界の果てまで」展と、国立現代美術館ソウル館で開催中のプロジェクト「宇宙エレベーター」よりノ・ギョンエの『MARS』を取り上げる。郷愁や未来への理想に駆られ生産と消費が加速する現代において、芸術はどのような役割を持つのだろうか。権祥海が論じる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「サンパウロ」では、ブラジルのサンパウロ州立美術館「ピナ・コンテンポラネア」で開催された「セシリア・ビクーニャ:水を夢見る─未来の回顧展(1964年~)」を取り上げる。政治、女性解放、環境問題、先住民……これらの政治的問題にアートの領域から切り込んできたビクーニャの活動とは、いったいどのようなものだったのか。回顧展を通じて仁尾帯刀が考察する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「ライプツィヒ」では、ライプツィヒ造形美術館で開催された「リーク。パイプラインの終わり」を取り上げる。ドイツ・ロシア間をつなぐパイプラインから掘り起こされる両国の歴史と共犯関係にフォーカスした本展を、河内秀子が読み解く。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「グラスゴー/ダブリン」では、パンデミック以降新たな体制で開催されることとなった芸術祭「グラスゴー・インターナショナル2024」と、アイルランド写真美術館で開催された「岡村昭彦:他者の記憶」を取り上げる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「ニューヨーク」では、MoMA PS1で開催されたフィリピン生まれのアメリカ人女性作家パシータ・アバドの回顧展を取り上げる。アバドの作品から読み取れるメッセージ、そして非白人や女性といったマイノリティ作家の再評価の流れの行方は。國上直子が考察する。