「藝大取手コレクション展 2025」(東京藝術大学大学美術館 取手館)レポート。取手の藝大美術館が再始動。地域に開かれたコレクション展
東京藝術大学大学美術館 取手館で、取手収蔵棟竣工記念・取手館開館30周年記念「藝大取手コレクション展 2025」が11月30日まで開催中。再び地域に開かれ始めた取手館における展覧会の様子をレポートする。

東京藝術大学大学美術館 取手館で、取手収蔵棟竣工記念・取手館開館30周年記念「藝大取手コレクション展 2025」が11月30日まで開催されている。
東京藝術大学大学美術館 取手館は昨年、開館30周年を迎えた。また、同年には、学生制作品を収蔵する新たな拠点として取手収蔵棟が竣工。取手館および取手収蔵棟には、明治期から現代に至るまでの本学学生による作品を中心に、約1万3000件に及ぶ収蔵品が保管されている。そのなかには、教育用として収集されたデッサン用石膏像や、古墳時代の埴輪なども含まれている。
本展では、「自画像:1925→2025」「卒業・修了制作:学びの集大成」「過去に学ぶ:未来へ繋ぐ教育資料」の3つのセクションで、この取手に収蔵される作品・資料49点を展示。収蔵品の魅力と、その背景にある東京藝術大学(以下、藝大)の教育と創作の歴史を紹介している。

撮影=編集部


















