EXHIBITIONS

泉茂-版画コレクション

2026.07.11 - 08.02

泉茂《赤・緑・青》(1967)シルクスクリーン、紙 イメージ:222 × 306 mm(シート:250 × 318 mm)ed.120

 Yoshimi Artsで「泉茂-版画コレクション」が開催される。会期は7月11日~8月2日。

 泉茂(1922〜95)は大阪市生まれ。戦後日本の現代版画を切り拓いた重要な作家のひとりだ。1951年に結成されたデモクラート美術家協会の中心メンバーとして活動し、自由で実験的な表現を追求するなかで版画制作にも積極的に取り組んだ。53年よりエッチング、55年よりリトグラフの研究・制作を始め、57年には第1回東京国際版画ビエンナーレ展で新人奨励賞を受賞。59年よりニューヨーク、63年からはパリへ活動の拠点を移し、68年の帰国後は幾何学的で明快な造形へと展開しながら、版画制作を続けた。

 泉は、鳥や人物、動物などをモチーフとした抒情的なイメージと軽やかな線描による作品で評価を得た。1960年代後半以降の版画では、簡潔なフォルムと鮮烈な色面による独自の抽象表現を展開しており、本展では版画を通してつくり出された多彩な表現を見ることができる。

 今回の展示は、Yoshimi Artsが妻・泉照子より収蔵したコレクションから、ニューヨークおよびパリ滞在時代の作品各1点と帰国後の作品をあわせて、1960〜70年代の版画約10点を展示する。