一般入場ができる大学美術館・博物館まとめ
大学の研究資料やコレクションを所蔵している「大学美術館・博物館」。存在は知っているものの「行く機会があまりない」「そもそもキャンパス内に入っていいのだろうか」と入場することに躊躇った経験がある人も少なくないだろう。しかし、教育機関が所蔵するコレクションは学生のみならず、じつは社会人にとっても見ごたえのあるものばかりだ。本記事では大学が運営する「一般入場が可能な」美術館・博物館をピックアップして紹介する。

「東京藝術大学大学美術館」(東京都台東区)
東京藝術大学のキャンパス内に位置する大学美術館は、同大学の前身である東京美術学校が1887年に設置される以前から、教育・研究のための「参考品」や、歴代の教員や卒業生が残した作品などを収蔵している。

代表作として、高橋由一の《鮭》や狩野芳崖の《悲母観音》、上村松園の《序の舞》などのほか、後に巨匠となった芸術家たちの自画像も数多く収蔵。常設展は行っておらず、年1~2回の「藝大コレクション展」にて収蔵品を一部公開するほか、様々なテーマの特別展や学生の卒業・修了作品展、博士審査展、教員の退任記念展なども定期的に開催されている。上野の美術館を巡る際には、ぜひ訪れたいスポットだ。
住所:東京都台東区上野公園12-8
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月
「武蔵野美術大学 美術館・図書館」(東京都小平市、鷹の台キャンパス)
武蔵野美術大学 美術館・図書館は、大学美術館として美術作品やデザイン資料などの収集と保存、データベースの構築と公開、そして展覧会の企画、開催といった活動を行っている。3万点におよぶポスターと400脚を数える近代椅子をはじめとして、約4万点を超えるデザイン資料や美術作品は、美術教育や研究の貴重な基礎資料として社会的にも大きな意義を持つコレクションを形成している。

展覧会は、同大教員による監修の企画展や教授退任展、卒業制作優秀作品展など、年に8本ほど開催されており、研究成果発表の場や教育普及の観点からもその内容は興味深いものが多い。
なお、同キャンパス内にある「民俗資料室ギャラリー」では、一般の人々が日々の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた暮らしの造形資料(民具)が約9万点所蔵されており、そのコレクションも定期的に公開されている。
住所:東京都小平市小川町1-736
電話番号:042-342-6003
開館時間:11:00〜19:00(土日祝は10:00〜17:00)
休館日:水
「京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA」(京都府京都市)
京都市立芸術大学のサテライト・スペースとして2010年に開館した「京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)」は、教育・研究成果を社会に向けて情報を発信するほか、市民とともに積極的な交流を図る拠点となっている。2023年10月には京都駅東部エリアへの大学キャンパス移転にともない、キャンパス内施設として新たなスタートを切った。

同ギャラリーでは、学芸スタッフの企画による特別展や、同大学の研究成果発表展、教員・在学生・卒業生による企画展などの展覧会を開催。ほかにも、国内外で活躍するアーティストを講師に迎えた若手アーティスト対象のワークショップやレクチャーなど、多岐にわたる活動が実施されている。
住所:京都府京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1階
電話番号:075-585-2010
開館時間:10:00〜18:00
休館日:月(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始
























