EXHIBITIONS
TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在
TOTOミュージアムで「TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」が開催される。
吉村靖孝は、建築が人びとの自発的なふるまいと社会制度・状況とをつなぐ媒介になりうるとらえ、両者の関係構築を試みてきた建築家だ。既成のテント倉庫で木造建築を覆い一室空間の下で子どもが過ごせる場を実現した「フクマスベース」(2016)、不動産と動産のあいだとして建築をとらえ住む場所の可動性を構想した「ホームトゥーゴー#001」(2019)、人間と動物のウェルビーイングを視野に入れた「滝ヶ原チキンビレジ」(2021)などを通じ、人口減少社会における住まいと暮らしの新たなあり方を模索している。
本展は、建築家個人の作家性をあえて「不在」と仮定したときに何が起こるのかを問いかけるものである。吉村による7つのプロジェクトを題材に、異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろし、漫画というメディアを介して建築の解釈や拡張の可能性に注目する。模型や図面ではなく漫画を正面に据える展示構成により、建築のイメージが建築家の手を離れた先でどのように立ち上がるのかを提示する。
吉村靖孝は、建築が人びとの自発的なふるまいと社会制度・状況とをつなぐ媒介になりうるとらえ、両者の関係構築を試みてきた建築家だ。既成のテント倉庫で木造建築を覆い一室空間の下で子どもが過ごせる場を実現した「フクマスベース」(2016)、不動産と動産のあいだとして建築をとらえ住む場所の可動性を構想した「ホームトゥーゴー#001」(2019)、人間と動物のウェルビーイングを視野に入れた「滝ヶ原チキンビレジ」(2021)などを通じ、人口減少社会における住まいと暮らしの新たなあり方を模索している。
本展は、建築家個人の作家性をあえて「不在」と仮定したときに何が起こるのかを問いかけるものである。吉村による7つのプロジェクトを題材に、異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろし、漫画というメディアを介して建築の解釈や拡張の可能性に注目する。模型や図面ではなく漫画を正面に据える展示構成により、建築のイメージが建築家の手を離れた先でどのように立ち上がるのかを提示する。
