EXHIBITIONS
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第409回企画展
田部井美奈 光と図形と、その周辺
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「田部井美奈 光と図形と、その周辺」が開催されている。
以下、本展の展覧会ステートメントである。
「アートディレクター・グラフィックデザイナーとして活躍する田部井美奈。彼女の手がける本やパッケージには、凛とした品位のなかに明るいやさしさがあり、華美ではないにもかかわらず、人の目を惹きつける魅力があります。
目的に応えたデザインは、それぞれ個性的な佇まいをもちながらも、全体を俯瞰してみると『タベイミナイズム』ともいえそうな円環でつながっているように感じられます。
その円の中心でエネルギーを放っているのが、本展のタイトルでもある『光と図形』の挑戦です。
服部一成氏のもとでキャリアを積んだ田部井美奈は、独立後、自分にしかできないビジュアル表現を追い求め始めます。あれこれ模索するなかで思い至ったのが『写真』表現のもつ、予定調和ではない世界の魅力を取り入れることでした。自分の意志ではコントロールすることのできない『光や影』という現象、その三次元の世界に出現する偶然性を、二次元の紙面上に落とし込んでいく、時間と根気のいる行為に没入しました。
自身の想像を超えたイメージが出現した瞬間、自分でもびっくりするという田部井。そうした身体性を伴う、ワクワクする時間ごと作品に投影されているとするならば、その深度の高さが、見る者を魅了する力となっているのかもしれません」(展覧会ウェブサイトより)。
本展では、2018年より追究してきた実験作「光と図形」の最新作を、空間ごと体感できるかたちで展示。あわせて、これまで手がけてきたブックデザインやパッケージ、ポスターなどのグラフィックワークの代表作を紹介。双方を通じて「タベイミナイズム」の神髄に迫る。
以下、本展の展覧会ステートメントである。
「アートディレクター・グラフィックデザイナーとして活躍する田部井美奈。彼女の手がける本やパッケージには、凛とした品位のなかに明るいやさしさがあり、華美ではないにもかかわらず、人の目を惹きつける魅力があります。
目的に応えたデザインは、それぞれ個性的な佇まいをもちながらも、全体を俯瞰してみると『タベイミナイズム』ともいえそうな円環でつながっているように感じられます。
その円の中心でエネルギーを放っているのが、本展のタイトルでもある『光と図形』の挑戦です。
服部一成氏のもとでキャリアを積んだ田部井美奈は、独立後、自分にしかできないビジュアル表現を追い求め始めます。あれこれ模索するなかで思い至ったのが『写真』表現のもつ、予定調和ではない世界の魅力を取り入れることでした。自分の意志ではコントロールすることのできない『光や影』という現象、その三次元の世界に出現する偶然性を、二次元の紙面上に落とし込んでいく、時間と根気のいる行為に没入しました。
自身の想像を超えたイメージが出現した瞬間、自分でもびっくりするという田部井。そうした身体性を伴う、ワクワクする時間ごと作品に投影されているとするならば、その深度の高さが、見る者を魅了する力となっているのかもしれません」(展覧会ウェブサイトより)。
本展では、2018年より追究してきた実験作「光と図形」の最新作を、空間ごと体感できるかたちで展示。あわせて、これまで手がけてきたブックデザインやパッケージ、ポスターなどのグラフィックワークの代表作を紹介。双方を通じて「タベイミナイズム」の神髄に迫る。