今週末に見たい展覧会ベスト10。国立新美術館の「時代のプリズム」から、みんぱくの「舟と人類」まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠」(三菱一号館美術館)

日本でも人気の高い2人の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841〜1919)とポール・セザンヌ(1839〜1906)。その2人をテーマにした世界巡回展「ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で9月7日まで開催されている。
本展はオランジュリー美術館が初めて、「ルノワールとセザンヌ」に焦点を当てて構成した展覧会で、イタリア・ミラノ、スイス・マルティニ、香港を経て、日本唯一の会場である三菱一号館美術館に巡回。ルノワールの代表作《ピアノを弾く少女たち》やセザンヌの代表作《画家の息子の肖像》をはじめ、肖像画、静物画、風景画、そして、両者から影響を受けたピカソなどを含む約50点が来日している。会場レポートはこちら。
会期:2025年5月29日~9月7日
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(9月1日~7日は~20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 2500円 / 大学生 1500円 / 高校生 1300円 / 小学・中学生 無料
「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」(東京シティビュー)

六本木ヒルズ森タワー52階にある東京シティビューで、『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』といった数々の名作の生みの親・松本零士(1938〜2023)の没後初となる大型展覧会「『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」が開催中だ。会期は9月7日まで。
本展は、タイトルにもあるように『銀河鉄道999』の誕生50周年を記念し開催されるもの。会場は松本の創作の旅路をたどる3つのゾーンで構成されており、デビュー前の作品から代表作の数々に至る300点以上の直筆原画をはじめ、初公開となる貴重な資料が一堂に展示されている。会場レポートはこちら。
会期:2025年6月20日~9月7日
会場:東京シティビュー
住所:東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
開館時間:10:00~21:00 ※最終入館は20:00まで
休館日:施設に準ずる
料金:[オンラインチケット]一般 2200円 / 高校・大学生 1600円 / 4歳~中学生 1000円 / 65歳以上 1900円[当日窓口チケット]一般 2400円 / 高校・大学生 1700円 / 4歳~中学生 1100円 / 65歳以上 2100円
※いずれも日時指定制
「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」(三井記念美術館)

東京・日本橋の三井記念美術館で開催中の「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」が9月7日に閉幕する。
本展は日本、東洋の古美術に親しむことを目的として企画された展覧会「美術の遊びとこころ」シリーズの第9弾。テーマを「花」「鳥」として、絵画、茶道具、工芸品に登場する花と鳥を観察することができる。会場レポートはこちら。
会期:2025年7月1日~9月7日
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月
料金:一般 1200円 / 70歳以上(要証明)1000円 / 大学・高校生 700円 / 中学生以下無料