EXHIBITIONS
宮永愛子「万寿の園」
麻布台ヒルズ内のGallery & Restaurant 舞台裏で、宮永愛子による個展「万寿の園」が開催される。
宮永愛子は京都を拠点に活動。移ろいゆく時間を繊細な手法でとらえた作品を制作してきた。今回の個展の会場となる麻布台地域には、いまも昔も様々な人々の暮らしが息づいている。宮永は、フィールドワークを通じて周辺地域の歴史をリサーチし、現在につながる街の変化を反映したものへと昇華した作品を発表する。
以下、宮永によるアーティストステートメントとなる。
「大きく変貌した神谷町。新しい街並みは、今日も華やかに賑わっている。ふと、ここでずっと生まれ育った人にとっての『懐かしいもの』とはなんだろう、と気になった。お話をうかがったご夫婦の答えは『ポスト』だった。麻布台ヒルズ前にあるポスト。そのポストを見ていると、それを基準に道幅や道と店との距離など、かつての景色がふっと浮かんでくるらしい。
『この距離にラーメン屋さんがあって、そうすると、このあたりが八百屋さんだったかな』と。いまではどの店もなくなってしまったけれど、それを聞いていると赤い懐には、見守ってきた街の物語がいくつもおさめられているように感じられた。ポストの名前は『万寿園前』。実際に探しに行くとそう書いてあった。地味で普通のポストだった。万寿園前。あたりにそんなお店はみつからない。お茶屋?サナトリウム?と想像はふくらむ。万寿とは命が限りなく続くこと。またそれを祝う言葉だな、とポストを眺めながら、ポストの見てきたいくつもの物語を『万寿の園』として、紐解いてみたいと思った」(展覧会ウェブサイトより)。
宮永愛子は京都を拠点に活動。移ろいゆく時間を繊細な手法でとらえた作品を制作してきた。今回の個展の会場となる麻布台地域には、いまも昔も様々な人々の暮らしが息づいている。宮永は、フィールドワークを通じて周辺地域の歴史をリサーチし、現在につながる街の変化を反映したものへと昇華した作品を発表する。
以下、宮永によるアーティストステートメントとなる。
「大きく変貌した神谷町。新しい街並みは、今日も華やかに賑わっている。ふと、ここでずっと生まれ育った人にとっての『懐かしいもの』とはなんだろう、と気になった。お話をうかがったご夫婦の答えは『ポスト』だった。麻布台ヒルズ前にあるポスト。そのポストを見ていると、それを基準に道幅や道と店との距離など、かつての景色がふっと浮かんでくるらしい。
『この距離にラーメン屋さんがあって、そうすると、このあたりが八百屋さんだったかな』と。いまではどの店もなくなってしまったけれど、それを聞いていると赤い懐には、見守ってきた街の物語がいくつもおさめられているように感じられた。ポストの名前は『万寿園前』。実際に探しに行くとそう書いてあった。地味で普通のポストだった。万寿園前。あたりにそんなお店はみつからない。お茶屋?サナトリウム?と想像はふくらむ。万寿とは命が限りなく続くこと。またそれを祝う言葉だな、とポストを眺めながら、ポストの見てきたいくつもの物語を『万寿の園』として、紐解いてみたいと思った」(展覧会ウェブサイトより)。