横浜・山下ふ頭にルーヴルの彫刻? 大阪・関西万博で展示された大型複製が集結へ
THE MOVEUM YOKOHAMで、企画展「グラン・パレ ムラージュ工房 ~心奪われる名彫刻達 Coup de foudre ‒ひと目惚れ‒ 展」が開幕した。会期は3月31日まで。

横浜市にあるTHE MOVEUM YOKOHAM(ザ・ムービアム・ヨコハマ)で、企画展「グラン・パレ ムラージュ工房 ~心奪われる名彫刻達 Coup de foudre ‒ひと目惚れ‒ 展」が開幕した。会期は3月31日まで。
THE MOVEUM YOKOHAMAは、昨年12月にオープンした、トヨタグループによるアートを軸とする文化・教育発信施設だ。本展では同施設を会場に、2025年大阪・関西万博フランス館で屋外展示された大型複製彫刻を展示4点に加え、古代ギリシャから20世紀に至る代表作11点をあわせた計15点が展示されている(会期中は計12展が展示され、順次入れ替えを実施)。


会場を手がけたのは、フランス文化省の監督のもと、国立美術館の作品管理や展覧会制作、文化発信を担う公的機関「グラン・パレ Rmn」。そして、これらの複製彫刻を制作したのは、同機関が擁するムラージュ工房だ。この工房は、1794年に設立されたルーヴル美術館の技術的系譜を継承しており、オリジナル作品の厳密な調査に基づいた高精度な再現を行う専門機関となっている。大理石で制作されたオリジナルをもとに、大理石粉を混ぜた樹脂によって成形されており、その造形や表面特性は、オリジナルに匹敵するほどだ。


また、本展では一部の作品において、トヨタの廃材アップサイクル技術を活用したマーブル調の台座も活用されている。グラン・パレ ムラージュ工房とトヨタによるこのコラボレーションは、伝統と革新の両面から、環境と美の両立を目指した取り組みといえるだろう。




