2026.3.5

藤本壮介の建築と名和晃平の作品が共鳴。JINS初のグローバル旗艦店「JINS銀座店」が誕生

株式会社ジンズが銀座・中央通りに位置する象徴的な教文館ビルに初のグローバル旗艦店「JINS銀座店」を3月28日にオープンさせる。

JINS 銀座店 1階
前へ
次へ

 株式会社ジンズが銀座・中央通りに位置する教文館ビルに初のグローバル旗艦店「JINS銀座店」を3月28日にオープンさせる。

 同店の設計を手がけたのは建築家・藤本壮介。近代日本建築の巨匠アントニン・レーモンドによる1933年竣工の名建築・教文館ビルの歴史を継承しつつ、現代の感性を吹き込む。和菓子や和紙のようなやわらかさを感じさせる白の外壁で建物を包み込むことで、新たな“和”の表現に挑戦。白の左官材にミラーの破材を混ぜて磨き上げるという、緻密な手仕事が光る仕上げが特長だ。

 店内1階には、まるで大木をくり抜いたような凛とした空間に商品が広がり、地上1階から地下1階へと続く開放的な吹き抜け構造には左右対称の階段を採用。地下1階は剥き出しの躯体が建物の重層的な歴史を物語り、新旧の時代が交差する独自の空気感を醸成する。

JINS 銀座店 1階
JINS 銀座店 地下1階

 また店内の吹き抜けには、彫刻家・名和晃平による高さ5メートルの《Snow-Deer》を常設展示。本作は大阪・関西万博でも注目を集めたものだ。これまでの屋外展示とは異なり、地下1階と地上1階をつなぐ階段により作品を上下の視点から360度鑑賞できる。 

名和晃平 Snow-Deer 2025 500×271.8×121cm アルミニウム、塗装
インスタレーションビュー=2025年日本国際博覧会 協力=株式会社大丸松坂屋百貨店、 株式会社平和合金 撮影=表恒匡

 また同店では地下1階にギャラリースペースを創設。展覧会の第1弾として、「いけばなの根源」である池坊(いけのぼう)による特別インスタレーション「立花(りっか)」を開催する(3月28日〜4月24日)。華道家元池坊の次期家元である池坊専好(せんこう)が手がける本展では、一瓶に自然の景観を表した伝統的な「立花」を360度全方向から楽しめる特別な仕立てで展示する。

 店舗スタッフのユニフォームはCFCLが制作。「現代を生きる人々の道具としての衣服」という視点でニットウエアを提案するCFCLとの対話によって生まれた、本店舗限定のユニフォームは日本製でトレーサビリティを確保。冬服はロングジャケット、夏服はハーフスリーブシャツを採用。グレーをベースに背中にはJINSのロゴを象徴する赤い「!」マークを配し、本店舗にふさわしい品格や信頼性とスタッフの動きに配慮した機能性を両立したという。

CFCLがデザインしたユニフォーム