子供と美術館を楽しむプログラム。国立美術館とAdobe Foundationによる「Connecting Children with Museums」が全国各館で開催
子供たちと美術館をつなぐ取り組み「Connecting Children with Museums」の一環として、子供や子供連れ来館者にむけた多様なプログラムが全国の国立館で実施される。開催されるプログラムをまとめた。

独立行政法人国立美術館はAdobe Foundationとの協同により「Connecting Children with Museums」を実施。子供や子供連れ来館者にむけた多様なプログラムを、東京・京都・大阪・石川の7施設で順次実施する。
本企画は「周囲が気になって、美術館に子供を連れて行きづらい」という声を受けて、子供たちが芸術に触れる機会の拡大を目指して昨年度より実施されてきた。周囲に気兼ねなく鑑賞できる「ファミリーデー」「ファミリーアワー」のほか、工作などのワークショップや、特別な鑑賞プログラムなどが計画されている。
東京・竹橋の東京国立近代美術館では「Family Day こどもまっと 2025」を11月15、16、22、23日に開催。日時指定予約制の、子供や子供連れ来館者のための観覧となっており、所蔵作品展「MOMAT コレクション」を対象に、鑑賞ツールの配布、館内探検、対話鑑賞などの子供向けプログラム実施する。
また、コレクションを対象に、全4〜6 回で美術や作品に対する思考の変遷と理解の深まりを参加者自身が体感・表現する「中高生プログラム」も10月〜3月頃に予定されている。
