2026.6.26

今週末に見たい展覧会ベスト28。「田中信太郎」展から「エットレ・ソットサス」展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

田中信太郎《◯△◻︎(〝萌〟〝凛〟〝律〟)》(2001)真鍮(3点1組) 各290×290×15cm 田中信太郎アトリエ
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「資生堂アートハウス所蔵作品展 小村雪岱 -江戸を夢見る-/工藝を我らにセレクション 2026 -美しく暮らす、四季のしつらえ-」(資生堂アートハウス

「資生堂アートハウス所蔵作品展 小村雪岱 -江戸を夢見る-」の展示風景より

 6月27日に閉館する静岡県・掛川市の資生堂アートハウスで、大正から昭和初期にかけて幅広く活躍した美術家・小村雪岱(1887〜1940)の作品展「資生堂アートハウス所蔵作品展 小村雪岱 -江戸を夢見る- 工藝を我らにセレクション 2026 -美しく暮らす、四季のしつらえ-」が開催されている。レポートはこちら

 本展では、雪岱の代名詞とも言える挿絵原画をはじめ、版画、装幀本、舞台装置の下図、そして資生堂時代の貴重な作品など、約140点を展示。江戸の風俗や抒情を独自のモノクロームの世界で描き出した雪岱の画業の全貌を紹介している。

 また、同館では「工藝を我らにセレクション 2026 -美しく暮らす、四季のしつらえ-」を同時開催。2015年から23年まで同館で開催された企画「工藝を我らに」から名品を選りすぐり、正月から大晦日までの行事や室礼を再現。生活の中での工藝の楽しみ方を提案する。閉館する同館の多彩なコレクションを鑑賞できる貴重な機会となっている。

会期:2026年3月12日~6月27日
会場:資生堂アートハウス
住所:静岡県掛川市下俣751-1
開館時間:10:00~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
料金:無料

「田中信太郎──意味から遠く離れて」(世田谷美術館

展示風景より、80〜90年代の作品群

 世田谷美術館で「田中信太郎──意味から遠く離れて」が開催されている。会期は6月28日まで。レポートはこちら

 田中信太郎(1940〜2019)は、日立市から上京後、ネオ・ダダの活動に参加した。その後、ハートの形やネオン管を使用したシンプルな形態の作品を発表し、注目される。制作者の感情から離れたところで表現を成立させることを試み、パリ青年ビエンナーレやヴェネチア・ビエンナーレなど数々の海外展にも参加した。アトリエを世田谷から日立へ移し内省的な制作環境に身を置いた後、1985年に再び作風を変えて復帰。作品は色彩豊かになり、平面と立体を組み合わせた複合的な姿をとるようになった。

 本展では、アトリエに遺された作品を中心に、書き留めた言葉とともに田中信太郎の活動を紹介。同じことを繰り返さず、新たな作品のあり方を提示し続けた田中の、視ることを基点とした美術の本質の探究に注目する。

会期:2026年4月25日〜6月28日
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで 
料金:一般 1400円 / 65歳以上 1200円 / 大高生 800円 / 中小生 500円 / 未就学児 無料

「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」(東京オペラシティ アートギャラリー

ルネ・マグリット レディ・メイドの花束 1957 大阪中之島美術館

 東京オペラシティ アートギャラリーで「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」が開催されている。会期は6月8日まで。

 シュルレアリスム(超現実主義)とは、理性によって分断された世界を乗り越え、新しい現実を求めようとする芸術運動だ。1924年にアンドレ・ブルトンが定義づけ、無意識や夢に着目したフロイトの精神分析学に影響を受けた文学運動として発生。シュルレアリスムは芸術の内部にとどまることなく、雑誌や広告、ファッション、室内デザインといった日常に密接した場面にも広がり、社会全体に影響をもたらした。本展では国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を一堂に集め、社会全体へと拡大したシュルレアリスム像を展示している。

会期:[前期]2026年4月16日~5月17日、[後期]2026年5月19日~6月24日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00~19:00 ※入場は閉館30分前まで
料金:一般 1800円 / 大学・高校生 1100円 / 中学生以下 無料

「うたう仲條 おどる仲條 ―文字と画と、資生堂と」(資生堂ギャラリー

「うたう仲條 おどる仲條 ―文字と画と、資生堂と」の展示風景

 資生堂ギャラリーで「うたう仲條 おどる仲條 ―文字と画と、資生堂と」が開催されている。会期は6月28日まで。レポートはこちら

 仲條正義(1933〜2021)は、資生堂の活動におけるデザインやアートディレクションに従事したほか、松屋銀座(1978)や東京都現代美術館(1995)のロゴデザインなどを手がけた。

 本展では、資生堂の企業文化誌『花椿』、資生堂パーラーのポスターやパッケージ、初出品の原画などを展示。没後5年目を迎える本年に、仲條が生涯にわたり資生堂とともに制作した作品を厳選して公開している。2000年代以降のコンピューターによるデザインが定着するなかでの、自由な構成や手描きによる作品に注目。資生堂とともに手がけた作品を通じ、仲條のデザインを紹介する。

会期:2026年3月3日~6月28日
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
開館時間:11:00~19:00(日祝~18:00)
料金:無料

「太刀掛秀子展」(弥生美術館

まりの きみの声が『りぼん』4月号 表紙 1980 ©太刀掛秀子/集英社

 弥生美術館で「太刀掛秀子展 〜『りぼん』70’sおとめチック☆エポック〜」が開催されている。会期は6月28日まで。

 太刀掛秀子は1956年広島県生まれ。73年、高校生の頃に第6回「りぼん新人漫画賞」で初の「入選」を受賞し、「雪の朝」でデビューした。「なっちゃんの初恋」「ミルキーウェイ」「雨の降る日はそばにいて」などを連載したほか、代表作に「花ぶらんこゆれて...」「まりの きみの声が」「ポポ先生がんばる!!」などがある。

 本展では、70年代半ばから後半にかけて少女雑誌『りぼん』で巻き起こった「おとめチック」ブームを牽引した太刀掛の原画を初公開。等身大の少女のラブストーリーを描いた「P.M.3:15ラブ♡ポエム」や、シリアスなストーリーの連載作品、ストーリー漫画として最後に発表された「星聖夜」などの原画や制作資料も展示。また太刀掛とともに『りぼん』で活躍した漫画家・陸奥A子、田渕由美子の原画もあわせて紹介している。

会期:2026年4月4日~6月28日
会場:弥生美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-3
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般 1200円 / 大・高生 1000円 / 中・小生 500円

「飾るよろこび 暮らすたのしみ 竹久夢二のデザインワーク」(竹久夢二美術館

竹久夢二 千代紙 大椿 1914

 竹久夢二美術館で「飾るよろこび 暮らすたのしみ 竹久夢二のデザインワーク」が開催されている。会期は6月28日まで。

 竹久夢二(1884〜1934)は、個性的な女性像「夢二式美人」を描き表し、詩情豊かな世界をイラストレーションや文芸作品に表現する傍ら、デザイン分野でも多くの仕事を残した。自身の図案をほどこした雑貨を扱う「港屋絵草紙店」を開き、創意工夫を取り入れた美的な暮らし方を雑誌で発信、また晩年は日用品を製作する美術研究所を計画するなど、日常生活を彩るデザインを追求した。

 本展では「デザイナー・夢二」に注目し、和の趣に加えて西洋文化を取入れたモダンな図案の数々が紹介されている。

会期:2026年4月4日~6月28日
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1200円 / 大・高生 1000円 / 中・小生 500円

「没後110年 日本画の革命児 今村紫紅」(横浜美術館

今村紫紅《護花鈴》(右隻)絹本着色・六曲屏風一双(1911)霊友会妙一コレクション 展示期間:4月25日~5月8日

 横浜美術館で「没後110年 日本画の革命児 今村紫紅」が開催されている。会期は6月28日まで。

 今村紫紅(1880〜1916)は、明治の末から大正初期に活躍した画家。平安時代から続く伝統的なやまと絵を学び、歴史画において高い技量を示したのち、日本画の革新を志す。琳派の俵屋宗達などの絵に刺激を受け、南画や西欧の印象派などの表現も取り入れて、風景画に個性を発揮した。

 本展は、今村紫紅の42年ぶり、かつ公立美術館では初の大回顧展だ。《熱国之巻》や《近江八景》に代表される思い切った筆づかいと構図、明るい色を特徴とする作品を紹介。初公開作品を含む約180点を選りすぐり、紫紅自身の言葉をタイトルに採った4章構成で創作の軌跡をたどる。

会期:2026年4月25日~6月28日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 横浜美術館
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 2200円 / 大学生 1600円 / 中学・高校生 1000円 / 小学生以下 無料

藤田嗣治 絵画と写真」(札幌芸術の森美術館

ドラ・カルムス(マダム・ドラ)《猫を肩にのせる藤田嗣治》(1927)東京藝術大学所蔵

 札幌芸術の森美術館で「藤田嗣治 絵画と写真」が開催されている。会期は6月28日まで。

 エコール・ド・パリを代表する画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886〜1968)。本展では、生前に数多くの写真を残していた藤田に着目し、「写真」を軸に絵画を3つの視点から再考する。

 本展では、写真に「撮られる」画家としての藤田に注目。パリ画壇で名を馳せた藤田は、おかっぱ頭に口髭、丸眼鏡といった風貌でも知られた。そうしたアイコン的なイメージを捉えた写真や自画像を通して、藤田のメディア戦略が紹介されている。また、写真から「描く」画家としての側面にも焦点を当てながら、絵画とその素材となった写真を併せて展示し、制作プロセスを分析。加えて、写真を「撮る」画家としての活動を紹介。世界初公開を含む藤田撮影の写真を展示し、その魅力を探るとともに、「写真」という媒体を通して藤田の眼の記憶を追う内容となっている。

会期:2026年4月29日~6月28日
会場:札幌芸術の森美術館
住所:北海道札幌市南区芸術の森2-75 札幌芸術の森美術館
開館時間:9:45~17:00(6月は〜17:30) ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 1800円 / 65歳以上の方 1600円 / 高校・大学生 1000円 / 小学・中学生 500円 / 小学生未満、障がい者手帳をご提示の方と付添の方1名 無料

竹内公太展「のののののまつり」(市原湖畔美術館

 市原湖畔美術館で「暗闇をくぐってみたら Part1 竹内公太展『のののののまつり』」が開催されている。会期は6月28日まで。

 竹内公太は、福島県在住のアーティスト。石碑や映画館などの地域の歴史の痕跡を題材にしたインスタレーション等を手がけるほか、第二次世界大戦中に太平洋を横断した風船爆弾の歴史に関する連作を発表している。

 本展は、市原湖畔美術館の部分開館にあわせた個展シリーズ「暗闇をくぐってみたら」の第一弾。竹内は、4ヶ月にわたる市原でのリサーチにもとづき、道端の馬頭観音像、子安像、戦争に関する石碑などの遺構に注目した新作映像インスタレーションを発表。会場では、石像の視点から世界を見つめ直すかのような映像空間や、子安像の写真と戦争の石碑の映像を並置した展示を構成し、身近な風景に潜む記憶や時間の層を紹介。あわせて、市内で撮影した石造物の場所を示すマップも公開している。

会期:2026年5月1日~6月28日
会場:市原湖畔美術館
住所:千葉県市原市不入75-1
開館時間:10:00~17:00(土・祝前日9:30~19:00、日祝9:30~18:00) ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 800円 / 大高生・65 歳以上 600円 / 中学生以下 無料

「熊田千佳慕の世界 〜愛するからこそ美しい〜」(群馬県立館林美術館

熊田千佳慕 春の草原 1968〜75 ©Chikabo Kumada

 群馬県立館林美術館で「熊田千佳慕の世界 〜愛するからこそ美しい〜」が開催されている。会期は6月28日まで。

 熊田千佳慕(1911~2009)は、工業学校でデザインを学んだ後、20代はグラフィックデザインの仕事に携わった。戦後、絵本の世界に入り、『ふしぎの国のアリス』ほか多数の挿絵を手がける。対象をよく見てから描く、絵具は筆の先に少しだけつけて色を置く、という描き方を生涯貫いた。70歳の時に『絵本ファーブル昆虫記』の原画がボローニャ国際絵本原画展で入選した。

 本展では、ライフワークとなった『ファーブル昆虫記』を始め、絵本『みつばちマーヤの冒険』、花と虫と妖精のファンタジー作品まで、約180点の原画を紹介。地面に這いつくばり、虫と同じ目線で観察を続けた熊田千佳慕の世界を、言葉とともにたどることができる。

会期:2026年4月25日~6月28日
会場:群馬県立館林美術館
住所:群馬県館林市日向町2003
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 850円 / 大高生 420円 / 中学生以下 無料

「文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと」(泉屋博古館

海北友雪筆 麟祥院本堂障壁画「雲龍図」 江戸時代 17世紀 麟祥院 場面替えあり

 京都の泉屋博古館で、特別展「文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと 住友財団文化財維持・修復事業助成の成果展示」が開催されている。会期は6月28日まで。

 本展では、住友財団の助成事業によって修理された文化財を展示し、文化財の保存修理を取り巻く環境と技術、そして携わる人に光を当てる。現在の文化財修理において重視される「現状を尊重し、オリジナル部分を保全する」という視点から美術工芸品を紹介している。

 会場では、35年にわたり国内外の文化財維持修復事業を助成してきた同財団の成果とともに、伝統と最新をかね備えた修理技術やその意義について展示されている。

会期:2026年4月4日~6月28日
会場:泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
開館時間:10:00~17:00  ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 1200円 / 学生 800円 / 18歳以下 無料

「フィンランド スピリット サウナ ー建築、デザインからサウナハットまで」(広島市現代美術館

 広島市現代美術館で、特別展「フィンランド スピリット サウナ ー建築、デザインからサウナハットまで」が開催されている。会期は6月28日まで。

 本展では、フィンランドの暮らしに根づいたサウナの歴史や文化に注目。2000年以上前のフィンランドで生まれたとされるサウナは、精をもてなすことで家庭に繁栄がもたらされるとする民話が現在も生きており、家庭や公共施設に備えられている。人々が心身をリラックスさせ、互いにコミュニケーションを取る場としてのサウナの在り方を通して、その文化的背景を紹介している。

 また、アルヴァ・アアルトが手がけた《ムーラッツァロの実験住宅》のサウナ小屋を実寸模型で再現し、建築やデザインの側面からもサウナ文化を提示している。

会期:2026年3月14日~6月28日
会場:広島市現代美術館
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
開館時間:10:00~17:00 ※入場は閉館30分前まで
料金:一般 1100円 / 大学生 800円 / 高校生、65歳以上 550円 / 中学生以下、原爆障害者章・身体障害者手帳ほかをお持ちの方とその介添者 無料

「上野駅と猪熊弦一郎の《自由》」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

猪熊弦一郎 自由 1951 撮影:木奥惠三(2025年2月) 無断転載禁止

 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「上野駅と猪熊弦一郎の《自由》」が開催されている。会期は6月28日まで。

 猪熊弦一郎は、1951年、戦後の混乱期に上野駅中央改札に大壁画《自由》を制作した。《自由》は東京の「北の玄関口」と呼ばれる上野駅の象徴的な存在となり、70年以上にわたり公開されていた。

 本展では、上野駅の壁画《自由》に焦点を当て、その成り立ちから現在までを紹介。《自由》というタイトルや「絵画は独占するものでなくより多くの人々を喜ばせ、みちびくもの、多くの人々のためになるべきもの」という猪熊の言葉を通して、壁画《自由》の成り立ちから現在までを紹介している。

会期:2026年3月1日~6月28日
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 高校生以下・18歳未満、各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名 無料

「生誕100年 吹田文明の人生でたどる版画100年のドラマ」(徳島県立近代美術館

吹田文明《南に散りし友に捧ぐII(戦後50年の鎮魂詩)》(1995)徳島県立近代美術館

 徳島県立近代美術館で、特別展「生誕100年 吹田文明の人生でたどる版画100年のドラマ」が開催されている。会期は6月28日まで。

 吹田文明は1926年生まれ、徳島県阿南市出身。版画家。戦争体験や小学校教員としての出発、国際展での評価、美術大学での教員時代を経て、2000年代に至るまで制作を続けた。本展では、同館所蔵の作品を中心に、吹田の初期から2000年代に至るまでの作品約80点を展示し、変容し続ける表現の軌跡をたどる。

 また、吹田と同時代を駆け抜けた作家や現代版画の動向を紹介するトピック展示を行い、戦後日本版画のなかで吹田が占める位置を見つめ直す。展示の最後には「徳島版画」と連携し、版画の魅力を伝えるコーナーも設けられている。

会期:2026年4月25日~6月28日
会場:徳島県立近代美術館
住所:徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
開館時間:9:30~17:00
料金:一般 1000円 / 高校・大学生 750円 / 小学・中学生 500円 / 未就学児、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳等をご提示の方とその介助者1名 無料 ※小学・中学・高校生は土日祝・振替休日無料

「長崎県名誉県民 富永直樹/松尾敏男」(長崎県美術館

富永直樹《大将の椅子》(1984)ブロンズ 長崎県美術館

 長崎県美術館で「長崎県名誉県民 富永直樹/松尾敏男」が開催されている。会期は6月28日まで。

 彫刻家・富永直樹(1913〜2006)と日本画家・松尾敏男(1926〜2016)は、ともに長崎市出身の芸術家。戦後大きく変革する美術界において頭角を現し、生涯を通じてそれぞれの分野を牽引する活躍をみせた。

 本展は、富永の没後20年、松尾の生誕100年および没後10年という節目にあわせて開催されている。長崎県名誉県民であるふたりの芸術家の軌跡を顕彰する機会だ。

会期:2026年4月23日~6月28日
会場:長崎県美術館
住所:長崎県長崎市出島町2-1
開館時間:10:00~20:00 ※入場は閉館30分前まで
料金:一般 1200円 / 大学生、70歳以上 1000円 / 高校生以下 無料

今週開幕

「洋館 明治の夢と挑戦」(東京都江戸東京博物館

「国会議事堂案 外観透視図」エンデ&ベックマン/作(1887〜8頃)ベルリン工科大学建築博物館
Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin, Inv. Nr.20190

 東京都江戸東京博物館で、江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」が開幕した。会期は8月23日まで。レポートはこちら

 本展は、急速に展開・普及した明治期の東京の洋風建築について、その受容から本格的西洋建築の成立までの様子を取り上げている。大工棟梁による「擬洋風建築」、外国人技術者による非本格的洋館や外国人建築家たちの手がけた本格的西洋建築、工部大学校卒業生等の挑戦、そして皇族や上流階級のための大邸宅に至るまで、日本の建築史上稀にみるこの大変革の時代の多彩な成果を紹介。また、国宝・重要文化財や日本初公開資料、そして立体的な空間演出によって当時の人々が感じた驚きそのものを再現している。

会期:2026年6月23日~8月23日
会場:東京都江戸東京博物館
住所:東京都墨田区横網1-4-1
開館時間:9:30~17:30(土〜19:30、8月7日・8月14日・8月21日は〜21:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(7月20日・8月10日は開館)、7月21日
料金:一般 1600円 / 大生・専門学校生 1280円 / 65歳以上 800円 / 高校生以下 無料

「アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変」(太田記念美術館

歌川国芳《五十三駅 岡崎》(後期)

 太田記念美術館で「アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変」が開幕した。会期は8月23日まで。

 浮世絵には様々な動物や妖怪が登場する。ペットとして可愛がられているネコやイヌもいれば、不気味で恐ろしい姿をした鬼や土蜘蛛もいる。さらに、擬人化された動物たちや、奇妙なかたちをしたユーモラスなキャラクターまで、その描かれ方はじつに多様である。

 本展では、可愛くてユーモラスな人気の作品から、新収蔵品として今回が初公開となる作品まで、140点の作品を紹介。前後期で全点展示替えを行い「かわいい」「怖い」「ちょっと変」をキーワードに、浮世絵に描かれたアニマル&モンスターたちの世界が展示されている。

会期:2026年6月23日~8月23日
会場:太田記念美術館
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
開館時間:10:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月、7月21日〜24日(7月20日は開館)
料金:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生以下 無料

「北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士」(すみだ北斎美術館

 すみだ北斎美術館で、開館10周年記念「北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士」が開幕した。会期は8月30日まで。

 ダイナミックな描写と奇想に満ちた大胆な構図で傑作を世に送り出した葛飾北斎と、温和な筆致で名所絵(風景画)のリアリティーを追求し、数々の名作を発表した歌川広重。北斎は浮世絵のなかで名所絵を主要なジャンルに押し上げ、広重はその人気を長きにわたって支えて支持を受けたため、37歳の年齢差がありながら両者はライバルとして注目されることも少なくない。

 本展では、開館10周年を記念し、この浮世絵の名所絵を代表する2人の巨匠が手がけた富士山のシリーズ作品を中心に展示し、その表現方法の違いや影響関係などを比較。北斎の名作「冨嶽三十六景」を前後期あわせて全点展示するほか、広重の「富士三十六景」シリーズ全点および「不二三十六景」シリーズも展示されている。

会期:2026年6月23日~8月30日
会場:すみだ北斎美術館
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月、7月21日(7月20日は開館)
料金:一般 1000円 / 65歳以上・大学生・高校生 700円 / 中学生 / 小学生以下 無料 

「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」(アーティゾン美術館

エットレ・ソットサスによる18点の花瓶シリーズ

 東京・京橋のアーティゾン美術館で、20世紀イタリアデザインを代表するエットレ・ソットサス(1917〜2007)の大規模回顧展「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」が開幕した。会期は10月4日まで。レポートはこちら

 近年、石橋財団ではソットサスの作品を重点的に収集。ジャンルは家具、セラミック、機器類、ガラス器、写真、ドローイングなど多岐にわたり、現在は100点を超える一大コレクションとなっている。本展は、同館にとって初のデザイン展であり、ソットサス作品群を一挙に公開する初の機会だ。

会期:2026年6月23日〜10月4日
会場:アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2 
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日 
料金:日時指定予約制 ウェブ予約チケット 1200円 / 窓口販売チケット 1500円 / 学生無料(高校生以上要ウェブ予約) ※同時開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」も鑑賞可

瀧口修造 書くことと描くこと」(アーティゾン美術館)

安齊重男《瀧口修造、自由が丘画廊、東京、1978年1月》(1978/1980年代前半)石橋財団アーティゾン美術館 ©Estate of Shigeo Anzaï

 アーティゾン美術館で「瀧口修造 書くことと描くこと」が開幕した。会期は10月4日まで。レポートはこちら。

 瀧口修造(1903〜79)は富山県生まれ。1921年に上京する。26年から慶應義塾大学文学部英文科で西脇順三郎に学び、シュルレアリスムに関心を寄せるとともに、自ら詩作をはじめる。1930年にアンドレ・ブルトン『超現実主義と絵画』を翻訳、刊行。シュルレアリスムの造形活動を中心に論じるようになる。50年代に入ると美術時評の執筆に盛んに取り組むほか、読売アンデパンダン展の批評やタケミヤ画廊の作家選定などを手がけた。

 1920年代にシュルレアリスムの影響下に自ら詩作をはじめ、30年代から戦後にかけて美術についての思索と著述をかさねていく瀧口の歩みは、「書く」営みに貫かれたものである。その瀧口が60年に本格的に試みるようになるのが、自身で「デッサン」と称する造形作品の制作である。「書く」ことを通じて世界と対峙してきた瀧口において、「描く」こととはいかなる行為であったのかという問いに注目する。

 本展は、詩作から美術批評、展覧会の企画やほかの作家との交流など、瀧口の活動全体を視野に収めながら、多様な実験的技法による瀧口作品と、パウル・クレーマルセル・デュシャンジョアン・ミロをはじめとする関連作家の作品、あわせて約140点を紹介している。

会期:2026年6月23日~10月4日
会場:アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2
開館時間:10:00~18:00(金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日
料金:一般[ウェブ予約]1200円[窓口販売]1500円 / 大学・専門学校・高校生 無料(要ウェブ予約)/ 中学生以下 無料(予約不要)※この料金で同時開催の展覧会「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」も鑑賞可能

「Linder:Goddess of the Mind」(シャネル・ネクサス・ホール

 シャネル・ネクサス・ホールで「Linder:Goddess of the Mind」が開幕した。会期は8月16日まで。

 リンダー・スターリングは1954年イギリスのリバプール生まれ、現在はロンドンを拠点に活動。2025年2月にはロンドンのヘイワード ギャラリーで大規模回顧展「Linder:Danger Came Smiling」を開催した。その後、インヴァリース ハウス(エディンバラ)、グリン ヴィヴィアン アート ギャラリー(スウォンジー)を巡回し、2026年7月から10月までグランディ アート ギャラリー(ブラックプール)で展示予定だ。

 本展は、リンダーにとって日本初となる個展であり、初期作品から最新作まで幅広く紹介する機会。シリーズ「Pretty Girls」(1977)では、成人向けグラビア誌の女性イメージを再文脈化し、また「The Principle of Totality」(2012)では、45点のモノク口のポートレートに口紅を引いた口を重ねることで、視線の支配的な力と、女性像が構築・消費される存在であることを浮き上がらせている。

会期:2026年6月25日~8月16日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
開館時間:11:00~19:00(6月25日は〜16:30) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:無料

「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」(島根県立美術館

タピオ・ヴィルカラ、1980年代  ©Maaria Wirkkala. Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation Collection / EMMA -Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4781

 島根県立美術館で「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」が開幕した。会期は8月31日まで。

 タピオ・ヴィルカラ(1915〜85)は、46年にガラス製造会社イッタラのデザインコンペ優勝を機に同社のデザイナーに起用されて以来、約40年にわたり第一線で活躍。デザインの対象はガラス、磁器、銀食器、宝飾品、照明、家具、紙幣、グラフィック、空間と多岐におよび、あらゆる素材に向きあいながら幾何学と自然を融合した洗練されたフォルムを生み出した。また、神話をモチーフにしたガラスのオブジェや、自ら開発した積層合板をもちいたオブジェには、プロダクト・デザイナーとは異なる表現者の顔ものぞかせる。

 本展ではエスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ約300点を、その制作過程や背景を明かすドローイング(複写)や写真とともに展示し、北欧モダンデザインの巨匠と称されるタピオ・ヴィルカラの魅力に迫る。

会期:2026年6月26日~8月31日
会場:島根県立美術館
住所:島根県島根県松江市袖師町1-5
開館時間:10:00~日没後30分 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:火(8月11日は開館)
料金:一般 1300円 / 大学生 800円 / 高校生・小中学生 400円

「元禄!師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開」(静嘉堂文庫美術館[静嘉堂@丸の内]

菱川師宣《十二ヶ月風俗図巻》(部分、江戸時代・元禄期)

 東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で、江戸時代の浮世絵師・菱川師宣の代表作を紹介する展覧会「元禄!師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開」が開催される。会期は6月27日~8月23日。

 本展では、元禄期の都市風俗を生き生きと描いた《十二ヶ月風俗図巻》を中心に、師宣の画業を通して当時の人々の暮らしや季節感を読み解く。芝居小屋のような躍動感あふれる画面構成に着目し、近世絵画の魅力と視覚文化の広がりを紹介するものとなる。

会期:2026年6月27日~8月23日
会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)
住所:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F 
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし7月20日は開館)、7月21日 
料金:一般 1500円 / 大高生 1000円 / 障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名無料を含む)700円 / 中学生以下 無料

「制作(てずから)の跡を踏む─中西夏之アーカイヴ」(東京藝術大学大学美術館

 東京藝術大学大学美術館 陳列館1・2階で「制作(てずから)の跡を踏む─中西夏之アーカイヴ」が開催される。会期は6月27日〜7月12日。

 本展は東京藝術大学未来創造継承センターが、中西夏之(1935〜2016)のアトリエに保管されていた資料一式を遺族から受贈したことを受けて開催される。受贈した資料群には、作品制作の過程で生み出されたドローイングや草稿、原稿など、作品になる「前」を語るものと、活動の記録写真、批評、管理や設営の指示など、作品となった「後」の営みが含まれる。

 本展覧会では、作品「前」と「後」に生成される資料と展示公開された作品との関係、著作者が不在となった後にそれらの資料が誰の判断で活用され得るのか、現代の表現者たちが自らの作品の「前」と「後」に何を見出すのかを考察する。1階では「制作(てずから)の跡」と題して、9千枚以上に及ぶ素描をはじめ、写真、映像、型紙、手稿、書簡、蔵書、印刷物など、多岐にわたる中西夏之アーカイブの一端を紹介する。2階では「跡を踏む」と題して、美術作家や研究者たちが、中西の資料に触れることで自らの「前」と「後」に何を見出し、どのように自身の作品や資料を遺し、伝えていくことを決定するのかを提示する。

会期:2026年6月27日~7月12日
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学大学美術館
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月
料金:無料

奈良美智キュレーション展「地層の胎動」(KOSAKU KANECHIKA

坂本紬野子《林の中の納屋》(2026)Photo by Osamu Sakamoto ©Chinoko Sakamoto, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

 KOSAKU KANECHIKAで、奈良美智キュレーション展「地層の胎動」が開催される。会期は6⽉27⽇〜8⽉8⽇。

 同廊では初となる試みとして、自らも陶芸作品を手がける奈良美智に本展のキュレーションを依頼。本展は、植松永次、桑田卓郎坂本紬野子、安永正臣の作品約30点によって構成される。

 陶という素材を起点としつつ、各作家が異なる身体感覚および時間意識のもとで形成した作品群を展示。完成された様式や技巧に拘泥することなく、素材に刻まれた時間性、身体性、ならびに制御しきれない偶然性に着目する奈良美智の視点と、作家たちの造形が呼応する構成となっている。

会期:2026年6月27日~8月8日
会場:KOSAKU KANECHIKA
住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5階 KOSAKU KANECHIKA 天王洲
開館時間:11:00~18:00
休館日:日月祝
料金:無料

「プレイバック!ミレニアム1991→2001:版画が/版画で越えた境界」(町田市立国際版画美術館

横尾忠則《ピカビア - その愛と誠実 II》(1989)スクリーンプリント 町田市立国際版画美術館

 東京・町田の町田市立国際版画美術館で、1990〜2000年代初頭にかけての版画表現の変遷をたどる展覧会「プレイバック!ミレニアム1991→2001:版画が/版画で越えた境界」が開催される。会期は6月27日〜8月30日。

 近年、「Y2K」や「平成レトロ」といったキーワードで再注目を集める1990〜2000年代初頭。この時代、版画の世界では、写真や立体表現との融合、大型作品の制作、デジタル技術の導入など、従来の版画の枠組みを超える試みが次々と行われた。本展は、過去に同館と神奈川県民ホールで開催された5つの版画展や公開制作を中心に、約100点の作品を通じてその歩みを振り返るものだ。

会期:2026年6月27日〜8月30日
会場:町田市立国際版画美術館 企画展示室1、2
住所:東京都町田市原町田4-28-1
開館時間:10:00〜17:00(土日祝〜17:30) ※入場は閉館30分前まで
休館日:月、7月21日(ただし、7月20日は開館)
料金:一般 900円 /  大学・高校生 450円 / 中学生以下無料 / 身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額 ※6月27日は入場無料 ※7月22日、8月26日(第四水曜日のシルバーデー)は65歳以上の方の入場無料 

「ひらく、めくる、めぐる―印刷博物館の美しい印刷」(千葉県立美術館

浅井忠《図案草稿「本装丁」》千葉県立美術館蔵

 千葉県立美術館で、「ひらく、めくる、めぐる―印刷博物館の美しい印刷」展が開催される。会期は6月27日〜9月6日。

 本展は、印刷の歴史を多様な視点から紐解き、その造形的な側面に焦点を当てる展覧会だ。東京都文京区の印刷博物館のコレクションから選出された資料群を展観し、各時代・地域の思想家、文筆家、デザイナー、職人らが当時の技術を駆使して制作した印刷物を紹介。印刷がいかにして時代を映し、文化を形成してきたのかを検証する。

 また、千葉県での開催に際して地域性に焦点を当てた展示も行われる。印刷博物館を運営するTOPPANの前身・凸版印刷の初代社長である河合辰太郎と親交があった同県ゆかりの画家・浅井忠による《甲辰明治三十七年暦》(1904)などの作品群に加え、海や船に関連する資料も紹介される。

 さらに会場内では、本の世界を歩くような感覚で印刷物のディテールや色彩を鑑賞できるデジタルインスタレーション「ページの中を歩く」が展開されるほか、コレクション関連展示として「浅井忠-印刷物とデザインの仕事」が同時開催される。同展示では、洋画家としての側面のほかに浅井が手掛けた教科書や雑誌、図案草稿などを通し、アール・ヌーヴォーの影響を受けたデザインの仕事を紹介する。

会期:2026年6月27日~9月6日
会場:千葉県立美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
開館時間:9:00~16:30(金・土及び7月19日は~19:30)※入場は閉館の30分前まで
休館日:月、7月21日(ただし、7月20日は開館)
料金:一般 1000円 / 高校・大学生 500円 / 中学生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と介護者1名 無料 ※金・土及び7月19日の16:30以降の入場は一般800円 / 高校・大学生400円

「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」(静岡市美術館

スティグ・リンドベリ《「べショー」カップ&ソーサー LLモデル》(製作:1960-74) スウェーデン国立美術館 © Kooperativa Förbundet KF Photo: Nationalmuseum

 静岡県静岡市の静岡市美術館で、「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」が開催される。会期は6月27日〜9月6日。なお、本展は全国6会場(秋田、東京、松本、京都 ほか)を巡回する。

 1825年にスウェーデンのストックホルム近郊の港町に設立された製陶所「グスタフスベリ」は、2025年に創業から200年を迎えた。本展は、その歴史と魅力を、スウェーデン国立美術館所蔵の作品約300点を通して紹介する日本初の展覧会だ。日本でも人気の高いリサ・ラーソン(1931〜2024)をはじめ、濱田庄司ら日本の民藝運動とも関わりの深いヴィルヘルム・コーゲ(1889〜1960)、心躍るデザインを手がけたスティグ・リンドベリ(1916〜82)、ノーベル賞の晩餐会で使用される食器セットをデザインしたカーリン・ビョルクヴィスト(1927〜2018)といった、グスタフスベリを代表する4人のデザイナーに焦点を当て、代表作の数々を紹介するものとなる。

会期:2026年6月27日〜9月6日
会場:静岡市美術館
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
開館時間:10:00〜19:00 ※最終入室は18:30まで
休館日:月、7月21日(ただし、7月20日、8月10日は開館)
料金:一般 1600円 / 大高生・70歳以上 1200円 / 中学生以下無料