2026.6.1

6月に見たい展覧会ベスト20

2026年6月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。

「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」の過去の展覧会風景より ※東京展では内容や構成が一部変更となる場合あり
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「Baltic Island」(スパイラルガーデン)

メインビジュアル

 東京・南青山のスパイラルガーデンで、バルト三国のアニメーションが持つ魅力を紹介する展覧会「Baltic Island」が開催される。会期は6月1日〜14日。

 本展では、イラストレーション展、アニメーション上映プログラム、関連イベントの3つの柱から、バルトに息づく静謐で精緻なビジュアルカルチャーを紐解くものとなる。イラストレーション展では、著名な巨匠から現代の作家まで、30名の作家による150点以上の作品を展示。また、アニメーションの上映プログラムでは、50本以上の厳選された作品も見ることができる。

会期:2026年6月1日〜14日
会場:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山5-6-23
電話番号:03-3498-1171
開館時間:11:00〜19:00 
休館日:会期中無休 
料金:無料

「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」(京都市京セラ美術館

東京会場での展示風景より、コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》(1991) 撮影:編集部

 京都府京都市の京都市京セラ美術館で、「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」の巡回展が開催される。会期は6月3日〜9月6日。東京会場のレポートはこちら

 本展は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当て、約60名の作家によるおよそ100点の作品を通して、1990年代英国美術の創造的なエネルギーとその広がりを検証する試みだ。英国ではこれまで、1990年代の美術史は個々の作家の大規模回顧展を通して語られることが多かった。これに対し本展では、少数の作家に絞るのではなく幅広く作品を集め、年代順ではなく主題ごとに作家と作品を編み直した構成が特徴となっている。

会期:2026年6月3日〜9月6日
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉場30分前まで
休館日:月(ただし祝日の場合は開館) 
料金:一般 2300円 / ⼤学生 1500円 / 高校生 900円 / 中学生以下 無料

「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」(弘前れんが倉庫美術館

風間サチコ《ありがとう、我が愛する白鳥よ!》(2026) ©︎Sachiko Kazama Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production Photo by Kei Miyajima

 青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館で、東京を拠点に活動する風間サチコ(1972〜)の東北初となる個展「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」が開催される。会期は6⽉5⽇〜11⽉15⽇。

 本展は、風間の1990年代の初期作から近年の代表的な木版画、そして弘前での展示にあわせた最新作の絵画まで、約60点を紹介するものとなる。新作の油彩画では、弘前で出会った一冊の本がきっかけとなって生まれた「白鳥」を描いたシリーズ作品を展示するとともに、青森や岩手の旧南部藩で遊ばれていたとされるカルタの一種「黒札」の図案を巨大化させたアクリル画も公開。あわせて、風間の「方丈ルーム」での作品の思索の軌跡をたどることができる、部屋型のインスタレーションも展示される。

会期:2026年6⽉5⽇〜11⽉15⽇
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:⻘森県弘前市吉野町2-1
開館時間:9:00〜17:00 ※⼊館は閉館の30分前まで
休館日:⽕(ただし、8⽉4⽇、8⽉11⽇、9⽉22⽇、11⽉3⽇は開館)、8⽉12⽇、9⽉24⽇、11⽉4⽇
料金:⼀般 1600円 / ⼤学⽣・専⾨学校⽣ 1000円 / ⾼校⽣以下 無料(弘前市⺠料⾦:⼀般 1000円、⼤学⽣・専⾨学校⽣ 500円 ※要証明提示)

「椿昇 フリーダムー像(ゾウ)と生きる」(十和田市現代美術館

椿昇《アッタ》(2008) 撮影:小山田邦哉

 青森・十和田市の十和田市現代美術館で、現代美術家・椿昇(つばき・のぼる、1953〜)の個展「椿昇 フリーダムー像(ゾウ)と生きる」が開催される。会期は6月6日〜11月8日。

 椿は初期の代表作《カメレオンイーター》(1985)をはじめ、約40年にわたるキャリアのなかで、突然変異したかのような巨大生命体の造形を通して現代の資本主義社会への問題提起を続けてきた。代表作には、1989年の巨大な黄色いモンスター《フレッシュガソリン》や、日本初の国際美術展「横浜トリエンナーレ2001」で室井尚と共同制作した巨大なバッタのバルーン《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》などが挙げられる。また、十和田市現代美術館の外庭には真紅の巨大ロボットアリ《アッタ》(2008)が日本で唯一常設展示されており、来訪者に高い認知を誇る。

 本展では、初公開となる巨大生命体の最新作を中心に、異なる技法や様式を用いた作品群を紹介。国内の美術館で14年ぶり、東北では初となる個展。制作活動40年を超える椿昇の、多面的な表現を一望できる貴重な機会となりそうだ。

会期:2026年6月6日〜11月8日
会場:十和田市現代美術館
住所:青森県十和田市西二番町10-9
開館時間:9:00〜17:00 
休館日:月(祝日の場合は翌日) 
料金:一般 1800円 / 高校生以下無料

創設90年記念「柳宗悦と日本民藝館」(日本民藝館

日本民藝館 外観

 東京・駒場の日本民藝館で、同館の創設90年を記念した特別展「柳宗悦と日本民藝館」が開催される。会期は6月6日〜8月12日。

 日本民藝館の創設者・柳宗悦(1889〜1961)、陶芸家・河井寛次郎(1890〜1966)、濱田庄司(1894〜1978)によってつくられた「民藝」という言葉。これをきっかけとして、1926年に「日本民藝美術館設立趣意書」が刊行され、その10年後である36年に同館が開設された。趣意書の刊行から100年、創設から90年を迎える節目に開催される本展は、コレクション展示などを通じて、その設立までの道のりと、新たな美の概念を提示した「日本民藝館」という美術館の存在を改めて見つめ直すものとなる。

会期:2026年6月6日〜8月12日
会場:日本民藝館
住所:東京都目黒区駒場4-3-33
電話番号:03-3467-4527 
開館時間:10:00〜17:00 ※最終入館は16:30まで
休館日:月 
料金:一般 1500円 / 大高生 800円

「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」(中村キース・ヘリング美術館

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 山梨県北杜市の中村キース・ヘリング美術館で、1980年代のニューヨークのアートシーンを牽引したケニー・シャーフとキース・ヘリングに焦点を当てた展覧会「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」が開催される。会期は6月6日〜2027年5月16日。

 本展は、1978年に出会い、公私ともに交流を深めたシャーフとヘリングの二人展であり、ヘリングの没後初の試みとなる。シャーフ自らが展示構成に携わる本展では、同館のコレクションを基盤に、これまで十分に紹介されてこなかった共同プロジェクトや相互の影響関係に光を当て、新たなヘリング像を提示する。

 会場では最新作を含む絵画や彫刻、アーカイブ資料、没入型のインスタレーションなどを展示するほか、本邦初公開となるドキュメンタリー映画も上映。多角的な構成によって、ふたりが切り拓いた表現の可能性を現在の視点から探るものとなる。

会期:2026年6月6日〜2027年5月16日
会場:中村キース・ヘリング美術館
住所:山梨県北杜市小淵沢町10249-7
電話番号:0551-36-8712
開館時間:9:00〜17:00 ※最終入館は16:30まで
休館日:水(ただし祝日を除く)、12月31日、1月1日
料金:一般 1500円 / 16歳以上の学生 800円 / 障がい者手帳をお持ちの方 600円 / 15歳以下 無料 

「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」(国立新美術館

国立新美術館 外観

 東京・六本木の国立新美術館で、20世紀美術を代表する画家パブロ・ピカソ(1881〜1973)と、イギリスのファッションデザイナー、ポール・スミス(1946〜)によるコラボレーション展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」が開催される。会期は6月10日〜9月21日。

 本展は、ポール・スミスがピカソ作品から受けてきた影響や共鳴を軸に、絵画とファッションという異なる分野を横断的に紹介するもの。ピカソの作品展示に加え、ポール・スミス自身の視点によるセレクションや空間演出を通じて、創造性と遊び心に満ちた対話が展開される。

会期:2026年6月10日〜9月21日
会場:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00(金土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:火(ただし8月11日は開館)、8月12日
料金:一般 2400円 / 大学生 1400円 / 高校生 1000円 / 中学生以下、障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料

ラブブ誕生10周年記念展「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」(麻布台ヒルズギャラリー

過去の展覧会風景より、「ぬいぐるみハウス」 ※東京展では内容や構成が一部変更となる場合あり

 東京・虎ノ門の麻布台ヒルズギャラリーで、カシン・ロンによる「THE MONSTERS」シリーズの10周年記念展「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」が開催される。会期は6⽉11⽇〜7⽉5⽇。本展は上海を皮切りに、台北、香港、パリを巡回してきたグローバルツアーの東京展となる。

 カシン・ロンは1972年香港生まれ。幼少期にオランダへ移住した経験から、ヨーロッパ各地に伝わる妖精や民話に関心を抱き、その想像力をもとに「THE MONSTERS」シリーズを創出した。なかでも「LABUBU(ラブブ)」は、愛らしさと少しの不穏さをあわせ持つキャラクターとして世界的人気を獲得。シリーズの原点には、『The Story of Puca』『Pato and the Girl』『Miró’s Requiem』からなる絵本三部作『THE MONSTERS TRILOGY』がある。

 会場では、絵本の世界へ入り込むような没入型展示を展開。なかでも初公開となる「The Story of Puca」エリアでは、クリエイティブスタジオ・toitoによるアニメーションを、5面プロジェクションと立体音響によって上映。限定数百部のみ刊行された幻の絵本世界を、空間体験として再構築する。

会期:2026年6⽉11⽇〜7⽉5⽇
会場:⿇布台ヒルズギャラリー
住所:東京都港区⻁ノ⾨5-8-1
開館時間:10:00〜19:00 ※入場は18:00まで
料金:2500円(特典つき)

「“カフェ”に集う芸術家─印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」(三菱一号館美術館

三菱一号館美術館 外観

 東京・丸の内の三菱一号館美術館で、「カフェ」を舞台に近代美術の展開をたどる展覧会「“カフェ”に集う芸術家─印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が開催される。会期は6月13日〜9月23日。

 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、パリのカフェは芸術家たちの交流や創作の場として重要な役割を果たしてきた。本展では、エドゥアール・マネフィンセント・ファン・ゴッホアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックパブロ・ピカソらが描いたカフェの情景や人物像を通して、都市文化と美術の関係を読み解くことを試みる。社交、孤独、享楽、思索といった多様な側面を映し出す「カフェ」という空間を切り口に、近代美術の新たな見取り図を提示する。

会期:2026年6月13日〜9月23日
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 
開館時間:10:00〜18:00(祝日を除く金、第2水、7月25日、9月19日〜23日は〜20:00) ※入館は閉館時間の30分前まで ※夜間開館時間(18:00~20:00)限定で音楽による特別演出を行うほか、少し大人向けの“カフェ”にまつわる裏話をご紹介。
休館日:月(ただし祝日、トークフリーデー[6月29日、7月27日、8月31日]は開館
料金:一般 2300円 / 大学生 1300円 / 高校生 1000円 ※障害者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料

企画展「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」(神奈川県立近代美術館 葉山

ジビレ・ベルゲマン《アネッテとアンゲラ、ルストガルテン、ベルリン、1982年》(1982) © Estate Sibylle Bergemann. Courtesy Loock Galerie, Berlin 写真提供:神奈川県立近代美術館

 神奈川県三浦郡にある神奈川県立近代美術館 葉山で、企画展「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」が開催される。会期は6月13日〜8月30日。

 第二次世界大戦後、東西の国家に分断されたドイツ。1990年の再統一によって消滅したドイツ民主共和国(東ドイツ)で女性が写真家としてキャリアを形成し、自身の芸術表現としても優れた作品を手がけたことは、ドイツ写真史において近年まで見過ごされてきた。

 本展では、ベルリンの現代美術コレクターであるスヴェン・ヘアマンのヴィンテージ・プリント・コレクションを中心に、当時あるいは現在も重要な作家として活動する15人の女性写真家を紹介。かつて存在した国で社会と日常の光景に注がれた繊細な視線と確かな技術に注目し、それらの作品が果たした役割を考える機会を創出する。

会期:2026年6月13日〜8月30日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1、2、3a、4
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
電話番号:046-875-2800
開館時間:月(ただし7月20日を除く) 
休館日:9:30〜17:30 ※入館は16:30まで 
料金:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円 / 中学生以下の方と障害者手帳等、ミライロIDをご提示の方(および介助者原則1名)は無料

展覧会「民具これなーんだ?──民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」(武蔵野美術大学美術館

卵運搬用苞 東京都 写真提供:武蔵野美術大学美術館

 東京都小平市の武蔵野美術大学美術館で、展覧会「民具これなーんだ?──民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」が開催される。会期は6月15日〜8月1日。

 本展は、およそ9万点に及ぶ大規模な民具コレクションを収蔵している同館が2020年から進めてきた検証と、再整理作業の成果をもとに開催される。民俗学者・宮本常一(1907〜81、同大学名誉教授)と当時の学生たちがカリキュラムの枠を超えて育んだ学びや活動を、様々な角度から紐解くことを試みる。

 また、現代の美術教育への活用の試みとして、「美術手帖」とのコラボレーションにより、美術・デザインの視点から展示を構成。観察と見立てによる参加型展示や、異なる背景を持つ民具同士の意外な組み合わせ、デジタル技術や空間表現による再解釈など、新たな鑑賞体験を通じて民具への多角的な理解を促す。

会期:2026年6月15日〜8月1日
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2・4、アトリウム1・2
住所:東京都小平市小川町1-736 
開館時間:10:00〜18:00(土祝、特別開館日は〜17:00) 
休館日:日(ただし7月12日は特別開館予定) 
料金:無料

「杉本博司 絶滅写真」(東京国立近代美術館

杉本博司《相模湾、江之浦》(2025) ©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

 東京・竹橋の東京国立近代美術館で「杉本博司 絶滅写真」が開催される。会期は6月16日〜9月13日。

 杉本博司は1948年生まれ。70年に渡米後、74年よりニューヨークと日本を行き来しながら制作を続ける。代表作に「海景」「劇場」シリーズがある。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」、2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年には構想から10年をかけて建設された文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を開設。演出と空間を手掛けた『At the Hawk’s Well / 鷹の井戸』が2019年秋にパリ・オペラ座にて上演されたほか、著書に『苔のむすまで』『現な像』『アートの起源』など。

 多岐にわたる活動を行ってきた杉本だが、その表現の原点は銀塩写真にある。本展は、杉本の初期(1970年代後半)から現在に至る銀塩写真約65点を展観するもので、杉本の写真作品で構成する美術館での個展は、国内では2005年の森美術館以来の開催となる。

会期:2026年6月16日〜9月13日
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号:050-5541-8600 
開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで休館日:月(ただし7月20日は開館)、7月21日
料金:一般 2300円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円

モネ没後100年・開館25周年記念「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」(ポーラ美術館

クロード・モネ《睡蓮の池》(1899) ポーラ美術館

 神奈川県箱根町のポーラ美術館で、開館25周年とクロード・モネ没後100年を記念した展覧会「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」が開催される。会期は6月17日〜2027年4月7日。

 同館は、印象派を代表する巨匠クロード・モネの19点の油彩画を収蔵しており、モネの初期から晩年を網羅するアジア最大のコレクションとなっている。

 本展では、この記念を機に同館のモネコレクションを一堂に展観。また、時代を超えてなお輝きを増すモネの絵画を、国内外の現代アーティストたちの表現とともに、未来へ向けて紹介するという。

会期:2026年6月17日〜2027年4月7日
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
電話番号:0460-84-2111 
開館時間:9:00〜17:00 ※入館は16:30まで 
休館日:年中無休(展示替えのため臨時休館あり)
料金:大人 2200円 / 大学・高校生 1700円 / 中学生以下 無料 / 障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)1100円

「浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵」(北斎館)

葛飾北斎《生首》(19世紀) 北斎館

 長野県小布施町の北斎館で「浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵」が開催される。会期は6月17日〜7月26日。

 同展は北斎が活躍した江戸時代に流行した、怪談を語る催しである「百物語」をモチーフに構成。怪談において欠かせない要素である「恐怖」に着目し、恐ろしさを感じる幽霊・妖怪・怪談に関わる作品をあわせて100点紹介する。

会期:2026年6⽉17⽇〜7⽉26⽇
会場:北斎館
住所:⻑野県上⾼井郡⼩布施町⼩布施485
電話番号:026-247-5206 
開館時間:9:00〜17:00 ※入館は閉館30分前まで 
休館日:会期中無休 
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 500円 / 小中学生 300円

「出光真子 おんなのさくひん──ある映像作家の自伝」(東京都写真美術館

出光真子《Still Life》(1993–2000) 東京都写真美術館 ©Mako Idemitsu

 東京・恵比寿の東京都写真美術館で、映像作家・出光真子(1940〜)の回顧展「出光真子 おんなのさくひん──ある映像作家の自伝」が開催される。会期は6月18日〜9月21日。

 本展は、同館が2016年から2017年度にかけて収蔵したフィルム、ビデオ、インスタレーションを含む作品群を、展示と上映によって網羅的に公開する収蔵後初の機会となる。会場では、出光の評価を決定づけた初のビデオ作品《おんなのさくひん》(1973)をはじめ、モニターの入れ子構造を用いる「マコ・スタイル」が採用された《主婦の一日》(1977)など、メディアの特性を活かした多彩な映像作品を展示。また、同館収蔵の3点に作家蔵の2点を合わせた合計5点のインスタレーションも公開され、作家の30年以上にわたる表現の変遷をたどることができる。

会期:2026年6月18日~9月21日
会場:東京都写真美術館 2階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-3280-0099
開館時間:10:00〜18:00(木金は〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(祝休日の場合は、翌平日休館) 
料金:一般 700円 / 学生 560円 / 高校生・65歳以上 350円 / 中学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者2名まで無料

「元禄!師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開」(静嘉堂文庫美術館[静嘉堂@丸の内]

菱川師宣《十二ヶ月風俗図巻》(部分、江戸時代・元禄期)

 東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で、江戸時代の浮世絵師・菱川師宣の代表作を紹介する展覧会「元禄!師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開」が開催される。会期は6月27日~8月23日。

 本展では、元禄期の都市風俗を生き生きと描いた《十二ヶ月風俗図巻》を中心に、師宣の画業を通して当時の人々の暮らしや季節感を読み解く。芝居小屋のような躍動感あふれる画面構成に着目し、近世絵画の魅力と視覚文化の広がりを紹介するものとなる。

会期:2026年6月27日~8月23日
会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)
住所:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F 
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし7月20日は開館)、7月21日 
料金:一般 1500円 / 大高生 1000円 / 障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名無料を含む)700円 / 中学生以下 無料

「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」(アーティゾン美術館

エットレ・ソットサス《カールトン》(デザイン:1981 / 製作[メンフィス・ミラノ]:1981) 石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

 東京・京橋のアーティゾン美術館で、20世紀イタリアデザインを代表するエットレ・ソットサス(1917〜2007)の大規模回顧展「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」が開催される。会期は6月23日から10月4日まで。

 近年、石橋財団ではソットサスの作品を重点的に収集。ジャンルは家具、セラミック、機器類、ガラス器、写真、ドローイングなど多岐にわたり、現在は100点を超える一大コレクションとなっている。本展は、同館にとって初のデザイン展であり、ソットサス作品群を一挙に公開する初の機会だ。

会期:2026年6月23日〜10月4日
会場:アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2 
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル) 
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日 
料金:日時指定予約制 ウェブ予約チケット 1200円 / 窓口販売チケット 1500円 / 学生無料(高校生以上要ウェブ予約) ※同時開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」も鑑賞可

「プレイバック!ミレニアム1991→2001:版画が/版画で越えた境界」(町田市立国際版画美術館

横尾忠則《ピカビア - その愛と誠実 II》(1989)スクリーンプリント 町田市立国際版画美術館

 東京・町田の町田市立国際版画美術館で、1990〜2000年代初頭にかけての版画表現の変遷をたどる展覧会「プレイバック!ミレニアム1991→2001:版画が/版画で越えた境界」が開催される。会期は6月27日〜8月30日。

 近年、「Y2K」や「平成レトロ」といったキーワードで再注目を集める1990〜2000年代初頭。この時代、版画の世界では、写真や立体表現との融合、大型作品の制作、デジタル技術の導入など、従来の版画の枠組みを超える試みが次々と行われた。本展は、過去に同館と神奈川県民ホールで開催された5つの版画展や公開制作を中心に、約100点の作品を通じてその歩みを振り返るものだ。

会期:2026年6月27日〜8月30日
会場:町田市立国際版画美術館 企画展示室1、2
住所:東京都町田市原町田4-28-1
電話番号:042-726-2771 
開館時間:10:00〜17:00(土日祝〜17:30) ※入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7月20日は開館)、7月21日
料金:一般 900円 /  大学・高校生 450円 / 中学生以下無料 / 身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
※6月27日は入場無料
※7月22日、8月26日(第四水曜日のシルバーデー)は65歳以上の方の入場無料 

「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」(静岡市美術館

スティグ・リンドベリ《「べショー」カップ&ソーサー LLモデル》(製作:1960-74) スウェーデン国立美術館 © Kooperativa Förbundet KF Photo: Nationalmuseum

 静岡県静岡市の静岡市美術館で、「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」が開催される。会期は6月27日〜9月6日。なお、本展は全国6会場(秋田、東京、松本、京都 ほか)を巡回する。

 1825年にスウェーデンのストックホルム近郊の港町に設立された製陶所「グスタフスベリ」は、2025年に創業から200年を迎えた。本展は、その歴史と魅力を、スウェーデン国立美術館所蔵の作品約300点を通して紹介する日本初の展覧会だ。日本でも人気の高いリサ・ラーソン(1931〜2024)をはじめ、濱田庄司ら日本の民藝運動とも関わりの深いヴィルヘルム・コーゲ(1889〜1960)、心躍るデザインを手がけたスティグ・リンドベリ(1916〜82)、ノーベル賞の晩餐会で使用される食器セットをデザインしたカーリン・ビョルクヴィスト(1927〜2018)といった、グスタフスベリを代表する4人のデザイナーに焦点を当て、代表作の数々を紹介するものとなる。

会期:2026年6月27日〜9月6日
会場:静岡市美術館
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
電話番号:054-273-1515 
開館時間:10:00〜19:00 ※最終入室は18:30まで
休館日:月(ただし7月20日、8月10日は開館)、7月21日
料金:一般 1600円 / 大高生・70歳以上 1200円 / 中学生以下無料

「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」(世田谷文学館

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 東京・南烏山の世田谷文学館で、やなせたかし(1919〜2013)の回顧展「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が開催される。会期は6月30日〜9月6日。

 漫画家、詩人、絵本作家、イラストレーター、そして雑誌編集者といった多彩な顔を持ち、生涯を通じて「人を喜ばせること」を活動の根源に置いたやなせたかし。本展は、今年「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」が30周年を迎えることを記念して開催される。

 会場では、約200点の原画を中心に、その多岐にわたる仕事を「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」といった5つのテーマで構成。戦争体験や家族との別れ、様々な人との出会いに揉まれ、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を自分に問い続けたやなせが、生涯をかけて生み出した作品世界を紐解く内容となる。

会期:2026年6月30日〜9月6日
会場:世田谷文学館 2階展示室 
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10 
電話番号:03-5374-9111
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌平日) 
料金:一般 1500円 / 65歳以上・大高生 900円 / 中学生以下 無料 / 障害者手帳をお持ちの方750円(ただし、大学生以下は無料)