モレスキン財団による巡回展「Detour」が大阪・東京に上陸。隈研吾や塩田千春、蜷川実花らのノートブックアートが一堂に
モレスキン財団が所蔵する1600冊のノートブックアートのなかから、その⼟地の⽂脈にあわせて厳選された作品を展⽰する巡回展「Detour」が大阪・東京で開催される。

モレスキン財団(Moleskine Foundation)が所蔵する1600冊のノートブックアートのなかから、その⼟地の⽂脈にあわせて厳選された作品を展⽰する巡回展「Detour」が大阪・東京で開催される。会期と開催地はそれぞれ、7⽉31⽇〜8⽉23⽇(2025⼤阪・関⻄万博イタリア館)、9⽉10⽇〜23⽇(21_21 DESIGN SIGHT)。
モレスキンとは、イタリアのミラノに拠点を置くプロダクトメーカーだ。その財団は「クリエイティビティによる社会変革」をミッションに掲げ、若者に向けた様々な教育プログラムを世界各地で展開している。

今回展⽰されるノートブックは、世界的なアーティストや建築家、映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家に加え、世界各地の学⽣や⽂化団体、若⼿クリエイターから寄贈されたものとなる。描く、切り取る、解体する、再構築するといった創作のプロセスを経て生み出されたノートブックの数々が、唯一無二のアートピースとしてひとつの空間に集結するという。


⼤阪・関⻄万博イタリア館で開催される「Detour Osaka」の出展作家は、アイダ・ムルネ、青木淳、アントニオ・スカルポーニ、アントニオ・マッラス、伊藤幸子、伊藤節&伊藤志信、伊東豊雄、ヴェドヴァマッツェイ、ウィリアム・ケントリッジ、オウ・ニン、オッフィチナエ・エフェスティ、押井守、川崎和男、カテリーナ・ネッリ、カルロ・スタンガ、喜多俊之、キタイシンイチロウ 、隈研吾、コシノジュンコ、佐藤オオキ、塩田千春、ジュリオ・イアケッティ 、ジョアナ・ヴァスコンセロス、ジョエル・アンドリアヌメアリソア、ジョルジャ・ルーピ、妹島和世、ダリア・アブデリラ・バーシャー、西沢立衛、ニコラス・ロボ、蜷川実花、原研哉、パスカル・マルティーヌ・タヨウ、ファビオ・オリオリ、フェルナンド&ウンベルト・カンパーナ、フラヴィオ・アルバネーゼ、フランシス・D・ケレ、フランシス・グッドマン、VERDY、フォルマファンタズマ(デザインスタジオ)、深澤直人、ポーラ・シェア、ホンマタカシ、松崎陸、三宅信太郎、蜜川直貴、ムワンギ&フッター、MuSuHi、森俊子 、モーリス・ペフラ、ヤセル・アルハサン、吉本直貴、リーブリ・フィンティ・クランデスティーニ、レイチェル・マークス、レンコントル・デュ・フィルム・クール・マダガスカル、ロベルト・クレア。
さらに同展では、モレスキンと⼤阪芸術⼤学との共同プロジェクト「Unleash Your Genius(才能を解き放つ)」で制作された作品もあわせて展⽰される予定となっている。


なお、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで9月より開催される「Detour Tokyo」には、キュレーターに⻑⾕川祐⼦とSKAC (SKWAT KAMEARI ART CENTRE)を迎え、ジャンルを超えた多数の⽇本⼈アーティストが参加予定となっている。詳細は続報を待ちたい。