北川一成による「ヒロシマ・アピールズ2025」ポスターが完成。白の空間に平和の願いを込める
平和の尊さを国内外に呼びかけるポスターを制作し、広く発信するJAGDAの「ヒロシマ・アピールズ」キャンペーン。その2025年版として、北川一成によるポスター「PEACE」が完成した。

平和の尊さを国内外に呼びかけるポスターを制作し、広く発信するJAGDAの「ヒロシマ・アピールズ」キャンペーン。その2025年版として、デザイナー・北川一成によるポスター「PEACE」が完成した。
「ヒロシマ・アピールズ」とは、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)による、言葉を超えて“ヒロシマの心”を訴えるポスターを制作し、国内外に向けて平和を呼びかけるキャンペーンだ。1983年より毎年、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金とともに実施されており、JAGDAを代表するデザイナー1名がボランティアで制作している。
終戦80年を迎える今年、ポスターを担当したのはアートディレクター/GRAPH代表の北川一成だ。本作は、7月9日に広島市役所にて北川より松井一實 広島市長へ贈呈。それに伴い、東京と広島ではポスターの販売も開始されている。
北川は本ポスターの制作に当たって次のようにコメントを寄せている。
戦後80年。
平和の願いをこめて白の空間に墨の五文字、
「PEACE」の言葉を描きました。
両面表のポスターに成っています。
クレジットが鏡文字の白い「空」間は、くう、そら、
あく、あける、から、むなしい、すく、うつろ、
の言葉を表しています。
北川一成
(プレスリリースより引用)
なお本作は、東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「日本のグラフィックデザイン2025」展(〜8月7日)で展示されているほか、広島・中国新聞社本社1Fロビー(7月14日〜25日)や、旧日本銀行広島支店(7月18日~24日)、広島市内のバス停26ヶ所(7月28日~8月10日)でも紹介される予定となっている。また、今年は国外展示もあわせて実施されている。
