EXHIBITIONS

アールデコ100年展

エミール・ガレ 蜻蛉紋付ランプ

 飛驒高山美術館で「アールデコ100年展」が開催されている。

 同館は、エミール・ガレの花器《フランスの薔薇》やルネ・ラリックの《シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水》など、世界各地から集められたアール・ヌーヴォーおよびアール・デコの名品を収蔵、展示する美術館だ。1997年の開館以来、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで6期連続三ツ星を獲得するなど高い評価を得てきた「旧飛驒高山美術館」を継承し、2024年に「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」内に再誕した。

 展示では、「煌めきが解き放つ、アートリウム」をコンセプトに、光・音・香りが融合する幻想的な空間を創出。飛騨高山の自然音や季節の移ろいに呼応して変化する音楽、色彩、アロマが、観客を五感で包み込み、時とともに変わりゆく芸術体験を提供する。