BIWAKOビエンナーレ2025 "流転〜FLUX"

　滋賀県近江八幡旧市街地、長命寺、沖島ほかで「BIWAKOビエンナーレ2025 "流転〜FLUX"」が開催される。

　BIWAKOビエンナーレは、琵琶湖を中心に広がる滋賀県、主に近江八幡旧市街地を舞台に、国内外のアーティストが展示を行うアートイベントだ。

　また、空き家や古民家を会場として活用することで、古き良き建物の魅力を再発見し、後世につないでいくための「地域再生」も目的のひとつとなっている。長年放置されている日本家屋を、地元住民や日本全国から集まる有志たちで清掃することから始まっている。町の歴史と芸術が重なり合う作品展示によって、五感を使った鑑賞体験を堪能してほしい。

　11回目となる今年のテーマは「流転〜FLUX」。一個の個体と認識する自身でさえ、細胞はつねに死と再生を繰り返し、一瞬たりとも同じ自己ではありえない。人類のみならず、この世の全ての事象は、変化し続けている。「BIWAKOビエンナーレ2025 "流転〜FLUX"」では、そのような生成変化の流れを「アート」のなかに感じ、宇宙へと思いを馳せながら自己との対話を試みるステージを楽しむことができる。

　参加アーティストは、国内外から選ばれた約70組が結集し、それぞれの空間を自らの作品へと昇華させる。