美術の遊びとこころⅨ　花と鳥

　三井記念美術館で「美術の遊びとこころⅨ　花と鳥」が開催される。

　日本、東洋の古美術に親しむことを目的として企画された展覧会「美術の遊びとこころ」シリーズ。第9弾のテーマは「花」と「鳥」だ。今回は、絵画、茶道具、工芸品に登場する花と鳥を観察することができる。四季折々に咲く花、様々な姿で魅せる鳥など、美術のなかの花と鳥が織りなす多彩な表現や奥深い世界を堪能してほしい。

　四季を通して咲く花々は、多種多様な姿で美術工芸品のなかに登場している。「花」の展示では、質感が巧みに表現された絵画、技法を駆使してデザイン的・立体的に花を配した工芸品、花にちなんだ銘をもつ茶道具などを展示。

　また、鳥も美術を彩る重要なモチーフのひとつだ。今回は長寿を象徴する鶴、身近な存在の雀や鶏、想像上の瑞鳥である鳳凰など、様々な鳥たちを絵画・工芸品を通して見る。

　花と鳥は、季節感や吉祥を示すモチーフとして、様々な組みあわせで美術工芸品のなかに取り入れられている。「花と鳥」の展示では、花鳥を表した華やかな絵画や工芸品を紹介。