EXHIBITIONS
見附正康
ARTROで、見附正康による個展が開催されている。
見附正康は1975年石川県生まれ。97年に石川県立九谷焼技術研修所を卒業し、福島武山に師事し九谷に伝わる赤絵の技術を取得した。2007年に自宅に工房を構えて作家活動を始める。現在、石川県加賀市に在住。
見附が九谷焼の伝統的な赤絵細描を超絶的な技巧で展開していることは、既に広く知られている。見附を代表する大皿作品は、図柄全体が微細な線や点で描いた伝統文様で幾何学的に構成される。直径50センチメートル、大皿は、深さ15センチメートルに満たないキャンバス画となっており、その空間に奥行きや広がりを感じさせる図柄を、立体的な大皿の上に下絵なしで構成している。
2022年、見附は円が直径線上で割れて横にズレたかのような形状の大皿に初めて絵付けをした。それは、これまでひとつの大皿のなかにひとつの中心を定めて文様を展開してきた見附にとって、中心を「割る」という新しい試みであった。
本展では、ズレた大皿のほか、さらに新しい取り組みとなる複数の中心を持つ図柄の作品を展覧。三角柱型の立体作品も展示している。
見附正康は1975年石川県生まれ。97年に石川県立九谷焼技術研修所を卒業し、福島武山に師事し九谷に伝わる赤絵の技術を取得した。2007年に自宅に工房を構えて作家活動を始める。現在、石川県加賀市に在住。
見附が九谷焼の伝統的な赤絵細描を超絶的な技巧で展開していることは、既に広く知られている。見附を代表する大皿作品は、図柄全体が微細な線や点で描いた伝統文様で幾何学的に構成される。直径50センチメートル、大皿は、深さ15センチメートルに満たないキャンバス画となっており、その空間に奥行きや広がりを感じさせる図柄を、立体的な大皿の上に下絵なしで構成している。
2022年、見附は円が直径線上で割れて横にズレたかのような形状の大皿に初めて絵付けをした。それは、これまでひとつの大皿のなかにひとつの中心を定めて文様を展開してきた見附にとって、中心を「割る」という新しい試みであった。
本展では、ズレた大皿のほか、さらに新しい取り組みとなる複数の中心を持つ図柄の作品を展覧。三角柱型の立体作品も展示している。