「大英博物館日本美術コレクション」の見どころは? 日本美術の優品約200件と、約150年ぶりに一堂に会する3組(4図)の襖にも注目
2026年に開館100周年を迎える上野の東京都美術館で、「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」が開催される。

2026年に開館100周年を迎える上野の東京都美術館で、「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」が開催される。会期は2026年7月25日~10月18日。
1753年に開館したイギリス・ロンドンの大英博物館は、網羅的かつ体系的に収集された日本美術コレクションを有しており、その量・質の充実度は海外でも屈指と評価されている。19世紀後半のジャポニスム流行を背景に形成された同コレクションは、日本文化に魅了され強い関心を寄せた人々の情熱に支えられてきた。数々の蒐集家や学芸員によって築かれたつながりは、国境や時代を超えて今日まで受け継がれている。

本展では、4万点におよぶ大英博物館の日本コレクションから、選りすぐりの優品約200件を紹介する。円山応挙の《虎の子渡し図屏風》(1781~82)をはじめ、イギリスから「初の里帰り」となる作品を多数展示するほか、8大浮世絵師による作品や貴重な肉筆画を通じて、同館における浮世絵コレクションの全貌を明らかにする。さらに、コレクションの形成に寄与した人物の紹介を通じ、多彩な日本美術の魅力を再発見する機会にもなるという。
























