宇宙や生命の循環を見つめる。テホと前田萌子による2人展「Rooted in the Cosmos」が開催
東京・原宿のCreative Space Akademeia 21 Harajukuで、韓国のアーティスト・テホ(Tae Hue)と、日本のアーティスト・前田萌子による展覧会「Rooted in the Cosmos」が開催される。会期は7月18日〜8月9日。

東京・原宿のCreative Space Akademeia 21 Harajukuで、韓国のアーティスト・テホ(Tae Hue)と、日本のアーティスト・前田萌子による展覧会「Rooted in the Cosmos」が開催される。会期は7月18日〜8月9日。


テホは、長時間にわたる瞑想を通して精神を深く研ぎ澄ませたのちに制作を行う。1作品の完成までに数ヶ月を要するという、日々の瞑想と膨大な点描によって構築される作品世界は、宇宙と生命の関係性を描き出す。遠景では宇宙から俯瞰した地球を思わせる壮大な構図でありながら、近景では無数の粒子や時間の蓄積による緻密な質感が現れる。2017年にフランス・パリで開催されたフランス国立芸術サロン展(Salon SNBA)にて金賞を受賞したほか、ヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国などで数多くの展覧会を重ね、国際的に活躍の場を広げている。


前田萌子は、自然との対話や祈りを通して制作を行う。自身の内側に浮かび上がった言葉を板に書き留め、そこから派生する新たなフレーズや想いを連ねながら色彩や塩水を重ね、自然界の変容のプロセスを作品に取り入れている。前田の有機的な作品群は、鑑賞者の感覚や呼吸を整え、生命の気配や自然の営みを想起させる。物質そのものが持つ力や、目に見えないエネルギーへの眼差しが作品全体に通底している。
「Rooted in the Cosmos(宇宙に根付く)」という展覧会タイトルには、広大な宇宙の一部として存在する我々自身の姿が重ねられている。一見異なるアプローチをとる2人だが、その根底には目に見えない大きな存在とのつながりや、地球への深いまなざしが共通している。両名にとって東京初の展覧会となる本展は、両者の作品を通じ、人間もまた自然や宇宙の大きな循環のなかに生きているという事実を再考させる試みとなる。





