2026.3.11

「原宿クエスト」に新カルチャースポットが誕生。YOSHIROTTENのインスタレーション展も開催

東京・原宿の商業施設「原宿クエスト」に新たなカルチャースポット「THE HALL」と「THE TUNNEL」が誕生する。オープンを記念し、YOSHIROTTENによるインスタレーション展「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」が3月14日~29日に開催される。

原宿クエストの外観 © Forward Stroke Inc.
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 東京・原宿の商業施設「原宿クエスト」に、新たなカルチャースポット「THE HALL」と「THE TUNNEL」が誕生する。オープンを記念し、アーティスト/アートディレクターのYOSHIROTTENによるインスタレーション展「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」が、3月14日~29日に開催される。

 若者文化の発信地として知られる原宿は、長年にわたり多様な文化や流行を生み出してきた。「原宿クエスト」は、その歴史を背景に、新たな文化発信拠点を創出するプロジェクトだ。

 施設のリニューアルには、YOSHIROTTENが率いるクリエイティブスタジオYARが設計段階から参画。ロゴデザインをはじめ、館内サインや2階踊り場のオブジェなどを手がけ、施設全体の世界観の構築に関わっている。

 地下フロアには、渋谷〜原宿エリアで数々のカルチャーイベントを企画してきたen one tokyoが新たな空間を展開する。ポップアップスペース「THE HALL」と、それに隣接するレストラン「THE TUNNEL」が設けられ、イベントや展示、食を通して人とカルチャーが交差するコミュニティハブとしての役割を担う。

THE HALL

 オープニング企画として開催される「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」は、YOSHIROTTENとen one tokyoによるインスタレーション空間だ。原宿という街が生み出してきた創造の物語や、「THE HALL」の地下空間から受けたインスピレーションをもとに構想されたという。

「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」メインビジュアル

 展示では、原宿の文化を育んできた「部屋」のイメージがひとつの空間として再構成される。孤独のなかで何かに没頭する精神的な場であると同時に、仲間と遊びながら創造を共有する拠点でもある。そうした二面性をもつ空間を通して、私的な時間やアイデアが社会へと接続され、文化として立ち上がる瞬間が表現される。

 YOSHIROTTENは、「原宿では長い歴史のなかで様々な文化や流行が生まれ、それに感化された若者がクリエイターとなり、さらに新しい潮流が生まれるという創造のサイクルが続いてきた。しかし、かつて原宿が持っていた独特の“熱量“は変化しつつあるようにも感じている。先輩たちが築いたこの街のエネルギーを次世代へと継承しながら、再び“原宿らしさ“を象徴する存在をつくりたい」とコメントしている。

 「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」の会期中には、展示に加えて様々なイベントも予定されている。原宿の地下空間から、新たな創造の場が生まれることになりそうだ。