若手作家の国際挑戦をサポート。「ASUEチャリティーアートオークション vol.2」開催決定
「アートがある生活」を提案するCCCアートラボと株式会社Artfieldが、若手作家を海外舞台へと後押しするチャリティーオークション「ASUEチャリティーアートオークション vol.2」を11月26日から4日間、東京・代官山のヒルサイドテラスにて開催する。老舗画廊の協力を得て、現代アートの可能性を社会的支援へとつなげる新たなプロジェクトが動き出す。

東京・渋谷区猿楽町の代官山ヒルサイドテラス F棟1階にて、11月26日〜29日にかけて、CCCアートラボと株式会社Artfieldが共同企画した「ASUEチャリティーアートオークション vol.2」が実施される。
本オークションは昨年の初開催に続くもので、今回は京橋に拠点を構える老舗ギャラリー、加島美術の協力を得て“より一層のシナジー”を目指しているという。



近年、日本人アーティストの海外進出は活発化するいっぽうで、渡航費・滞在費・作品輸送など、海外の国際舞台に挑むための経済的な負担が大きい。また、現代アート作品の保存・修復に必要なコスト増も、アート環境の持続可能性において見逃せない課題だ。これらの背景を受けて、本オークションでは入札による収益の一部を、独立行政法人 国際交流基金を通じて、若手作家が海外に挑むための資金として寄付する仕組みを整備する。
オークションは競り形式ではなく「サイレントオークション(書面およびオンライン入札)形式」で実施。入札期間中、もっとも高額で入札した人が落札者となる。なお会場・オンライン両方のビューイングが可能で、オンライン閲覧のみ希望する場合は会員登録・費用ともに不要という参加ハードルの低さも特徴だ。
本プロジェクトによって「ASUE」が、現代アートにおける新たな支援の枠組みとして定着し、若手作家の挑戦を後押ししていくことが期待される。



