2026.6.24

Art Collaboration Kyoto 2026の出展ギャラリーが発表。ジェフリー・ダイチやハウザー&ワースなど初参加

現代アートフェア「Art Collaboration Kyoto 2026」が、11月7日から9日まで京都・国立京都国際会館で開催。その出展ギャラリーが明らかにされた。

2025年のACK会場風景 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki
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63ギャラリーが集結

 京都を舞台に開催される現代アートフェア「Art Collaboration Kyoto(以下、ACK)2026」の出展ギャラリーが発表された。会期は11月7日〜9日で、会場は国立京都国際会館。2021年の初開催以来掲げてきた「コラボレーション」の理念のもと、18の国・地域(24都市)から総勢63ギャラリーが京都に集結する。

2026年メインビジュアル デザイン:塩谷啓悟 Courtesy of ACK

 ACK最大の特徴は、国内ギャラリーと海外ギャラリーがひとつのブースを共有する「Gallery Collaborations」部門だ。国や地域を越えた協働を通じてアーティストを紹介するこの独自のフォーマットは、アートフェアにおける新たなモデルとして定着しつつある。

 今年は、ホストギャラリー(国内25ギャラリー)、ゲストギャラリー(海外27ギャラリー)の合計52ギャラリーが出展。ANOMALY(東京)とRoland Ross(マーゲート)、CON_(東京)とSEASON 4 EPISODE 6(ロンドン)、NANZUKA UNDERGROUND(東京)とジェフリー・ダイチ(ニューヨーク)、Nonaka-Hill(京都)とModern Art (ロンドン)・INGLEBY(エジンバラ)、タカ・イシイギャラリー(東京)とCarlos/Ishikawa(ロンドン)、TARO NASU(東京)とHauser & Wirth(チューリッヒ)といった、多様な組み合わせが実現。国際的なネットワークを反映した展示が展開される。

「パブリックプログラム」から「ACK Intersections」へ

 京都にゆかりのある国内外のアーティストや作品を紹介するセクション「Kyoto Meetings」部門では、国内6ギャラリー、海外5ギャラリーが出展。初参加のTimothy Hawkinson Gallery(ロサンゼルス)をはじめ、アートコートギャラリー(大阪)、イムラアートギャラリー(京都)、Mendes Wood DM(サンパウロ)、MORI YU GALLERY(京都)、PERROTIN(東京)、SCAI THE BATHHOUSE(東京)などが名を連ねる。

 会場内の多様なスペースを活用する企画展示は、名称を「パブリックプログラム」から「ACK Intersections」へと変更。ブース外に広がるスペースに飛び地的に作品が点在し、様々な視点が交わる展示の在り方を表す名称となった。今年のゲストキュレーターは、山口情報芸術センター[YCAM]でキュレーターを務めるレオナルド・バルトロメウス。「境界の外へ」というテーマが掲げられ、実験的な作品が展開される予定だ。

 また、「ACK Talks」や「ACK Kids’ Programs」では、国内外の幅広い分野から登壇者を迎えるトークセッション、子供たちのための鑑賞プログラムやワークショップなど、幅広い世代と関心層が楽しめるイベントが予定されている。

 近年、日本のアートフェアを取り巻く環境は大きく変化している。横浜で開催されるTokyo Gendaiをはじめ、国際的なアートマーケットとの接続を意識した取り組みが各地で進むなか、ACKは「京都」という都市の文化資源とネットワークを生かした独自路線を歩んできた。2026年の開催は、その独自性をあらためて示す機会となりそうだ。

 なおACKは本年度より7名のディレクターによる共同ディレクション体制「リーダーシップコミッティー」へと移行。複数の専門領域からの多角的な視点が交差するフェアを目指す。