2025.5.16

JAGUARとYOSHIROTTENが初コラボ。没入型インスタレーションを発表

1935年創業の車メーカー「JAGUAR(ジャガー)」が、アーティスト・YOSHIROTTENと初のコラボレーションを実施。「TOKYO FUTURE 00 Tokyo Launch」を公開した。

会場風景より
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 1935年創業のカーブランド「JAGUAR(ジャガー)」が、アーティスト・YOSHIROTTENと初のコラボレーションし、没入型ビジュアルインスタレーションとともに、DESIGN VISION CONCEPT「TYPE 00」を東京でアジア初公開した。

「TYPE 00」は2024年12月のマイアミ・アート・ウィークで世界初公開されたモデル。創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing(なにもののコピーではない)」に回帰することで誕生した。

 いっぽうYOSHIROTTENは、グラフィック、動画、3D作品、インスタレーション、そして音楽など、幅広い分野の作品を手がけるアートティスト。24年には自身初の公立美術館での個展「FUTURE NATURE Ⅱ In Kagoshima」を鹿児島県霧島アートの森で開催し、注目を集めた。

 今回のコラボレーションでは、「TYPE 00」の車体と周囲に、色鮮やかなプロジェクションを映し出すことで、ブランドの新しいアイデンティティがコンセプチュアルに表現された。

 JAGUAR担当マネージング・ディレクターであるロードン・グローバーは、「JAGUAR DESIGN VISION CONCEPT『TYPE 00』の東京デビューは、当社のアジア地域に対するコミットメントを示すもの」としつつ、今回のインスタレーションについてこうコメントしている。

「TOKYO FUTURE 00」というタイトルのインスタレーションは、模倣を拒否し、創造的な反抗精神を取り入れることに焦点を当てています。来場されたお客様は、光、色、音の調和が織り成す刺激的なディスプレイに引き込まれ、印象的なアニメーションと鮮やかな色彩のプロジェクションによって、JAGUARを象徴するStrikethrough(ストライクスルー)のモチーフを、コンセプチュアルかつ進化する形態で表現します。これらのプロジェクションは空間全体に映し出され、構造物と「TYPE 00」を通して反射します。これまで見たことのないような新たな色彩による、感覚を刺激するスペクタクルをつくり出しました」。

会場風景より

 また、YOSHIROTTENは「マイアミで『TYPE 00』を初めて見た瞬間から、細部へのこだわり、美しいフォルム、そして鮮やかな色に魅せられました。ありふれたものではなく、完全に新しいものを創造したいというJAGUARの想いに、私は深く共感しました」としつつ、インスタレーションについては「東京の鮮やかな光とクルマの力強いフォルムを組み合わせ、真鍮のリーパー(エンブレム)や『Strikethrough』と呼ばれる直線的なグラフィックなどのJAGUARのモチーフを相互作用させる空間を創造したいと考えました」と語っている。

 この没入型インスタレーションは、5月18日13:00~16:00(最終受付15:30、事前申し込み不要)に一般公開される。