今週末に見たい展覧会ベスト11。菅井汲、ART FAIR ASIA FUKUOKAからマリメッコ展、「禅とジブリ」まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」(アーティゾン美術館)
東京・京橋のアーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス―魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」が10月4日まで開催されている。レポート記事はこちら。

オリベッティやポルトロノーヴァで数々のデザインを手がけ、1981年には国際的なデザイナー集団「メンフィス」を結成したソットサス。本展は、20世紀イタリアを代表するデザイナー、エットレ・ソットサス(1917〜2007)の国内初となる大規模回顧展であり、同館にとって初のデザイン展でもある。
会場では、石橋財団が近年形成してきた100点を超えるソットサス・コレクションを中心に、家具、セラミック、機器類、ガラス、写真、ドローイングなどを紹介する。ソットサス作品112点、関連作家の作品5点、資料25点の計142点によって、その半世紀近くに及ぶ創作をたどる。代表作《カールトン》(1981)やオリベッティのタイプライター《ヴァレンタイン》(1968)などを通じて、1950年代から晩年まで変化を続けたそのデザイン思想に迫る。
会期:2026年6月23日~10月4日
会場:アーティゾン美術館 6階展示室
住所:東京都中央区京橋1-7-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金曜は~20:00)※入館は閉館30分前まで
料金:ウェブ予約チケット1200円 / 窓口販売チケット1500円 / 学生無料(要ウェブ予約)※中学生以下は予約不要。同料金で「瀧口修造」展も観覧可
「瀧口修造 書くことと描くこと」(アーティゾン美術館)
同じくアーティゾン美術館では、「瀧口修造 書くことと描くこと」が10月4日に閉幕する。レポート記事はこちら。

詩人、美術批評家として昭和期の日本美術に大きな足跡を残した瀧口修造(1903〜79)。1920年代にシュルレアリスムの影響のもとで詩作を始め、戦前から戦後にかけて美術について思索と著述を重ねた瀧口は、1960年頃から自身が「デッサン」と呼ぶ造形作品の制作を本格化させた。本展は、その「書く」行為と「描く」行為がどのようにつながっていたのかを探るものだ。
本展は、石橋財団が近年収蔵した瀧口作品163点のうち半数余りを一挙に公開する初の機会。瀧口自身の実験的な作品に加え、パウル・クレー、マルセル・デュシャン、ジョアン・ミロ、ジョゼフ・コーネル、福島秀子、山口勝弘、草間彌生ら関連作家の作品を交え、約140点によってその創作と思考の軌跡をたどる。
会期:2026年6月23日~10月4日
会場:アーティゾン美術館 5・4階展示室
住所:東京都中央区京橋1-7-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金曜は~20:00)※入館は閉館30分前まで
料金:ウェブ予約チケット1200円 / 窓口販売チケット1500円 / 学生無料(要ウェブ予約)※中学生以下は予約不要。同料金で「エットレ・ソットサス」展も観覧可
「奥村土牛 ―名作でたどる100年のあゆみ―」(山種美術館)
山種美術館の開館60周年を記念する特別展「奥村土牛 ―名作でたどる100年のあゆみ―」が、10月4日まで開催されている。
近代・現代日本画を代表する画家のひとり、奥村土牛(1889〜1990)。山種美術館の創立者・山﨑種二は土牛と50年以上にわたって親交を結び、その縁から同館は現在135点の土牛作品を所蔵する。本展では、その日本屈指のコレクションから約60点を厳選し、初期から最晩年まで、およそ100年に及んだ画業をたどる。
見どころは、瀬戸内海の渦潮を描いた《鳴門》(1959)や、京都・醍醐寺のしだれ桜を題材とする《醍醐》(1972)などの代表作。また、生涯にわたり活動の舞台とした院展に関連する同館所蔵作品35点をすべて公開するほか、土牛から山﨑種二に送られた絵入り書簡など、両者の交流を伝える資料も紹介されている。
会期:2026年8月8日~10月4日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
料金:一般1500円 / 大学生・高校生500円 / 中学生以下無料 ※大学生・高校生500円は「夏の学割」

















