2026.6.4

過去最大規模のYOSHIROTTEN個展「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」がTOKYO NODEで開催へ。JAXAが協力し「彼方」との交信を探る

アーティスト・YOSHIROTTEN(ヨシロットン)の過去最大規模の個展「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」が、東京・虎ノ門のTOKYO NODE(東京ノード)で開催される。会期は10月30日〜2027年1月11日。

「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」展示プラン
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過去最大規模の個展

 アーティスト・YOSHIROTTEN(ヨシロットン)の個展「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」が、東京・虎ノ門にあるTOKYO NODE(東京ノード)で開催される。会期は10月30日〜2027年1月11日。YOSHIROTTENにとって過去最大規模の個展となる。

YOSHIROTTEN
国立競技場・大型車駐車場で行われた「“SUN” YOSHIROTTEN INSTALLATION」(2023)
鹿児島県霧島アートの森での特別企画展「ヨシロットン展 FUTURE NATURE Ⅱ in Kagoshima」(2024)展示風景

 YOSHIROTTENは1983年鹿児島県生まれ。クリエイティブスタジオ「YAR」を率い、エルメス、ナイキ、ジャガーなどのブランドや、宇多田ヒカル、山下達郎、XGなど様々なアーティストとの協業で知られるいっぽう、近年はファインアートの分野でも精力的に活動してきた。2024年には鹿児島県霧島アートの森で個展「FUTURE NATURE II In Kagoshima」を開催。25年には恒久展示を大谷グランド・センターにて発表するなど、その活動領域を拡張している。

大谷グランド・センターの恒久展示

 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階に位置するTOKYO NODE GALLERY A/B/Cを会場に開催される本展は、YOSHIROTTENがこれまで探求してきた「見えないものの可視化」をさらに発展させる試みだ。グラフィックデザインやアートディレクション、映像、空間演出など多領域を横断しながら活動してきた同氏が、自然や宇宙、光、色彩といったテーマを軸に、新たな表現領域へと踏み出す。

膨大なデータを光や映像へと変換

 展覧会タイトルに掲げられた「彼方」とは、目には見えず身体では到達できない遠い場所や時間を指し、「交信」はそうした領域と光や音、電波などを介して接続する行為を意味する。本展では、地上約200メートルに位置するTOKYO NODE全体をひとつの「宇宙船」に見立て、宇宙・地球・都市の膨大なデータを光や映像へと変換することで、人類が積み重ねてきた未知への探求を体験として立ち上げる。

「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」展示プラン

 なかでも注目されるのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)との協働による新作だ。人工衛星が取得したブラックホールや中性子星などの観測データを独自の視覚表現へと変換し、科学的な情報を作品として再構成する。また、実際に研究施設で使用されていたJAXAの機材や装置も作品の一部として展示される予定で、アート、テクノロジー、サイエンスが交差するプロジェクトとなる。

 また会場では、YOSHIROTTENの代表作である「RGB」「FUTURE NATURE」「SUN」の各シリーズの最新作も発表される。色彩や天体、自然現象などをモチーフに展開されてきたこれらのシリーズが一堂に会することで、作家が過去10年以上にわたり追求してきた創作の全体像が浮かび上がる構成となる。

 会期中にはコラボレーション企画や特別イベントの実施も予定されている。東京という巨大都市を観測点としながら、宇宙の果てや未来の可能性へと意識を接続する本展は、YOSHIROTTENのこれまでの実践の集大成であると同時に、新たな創作の出発点となりそうだ。