2026.5.25

初開催となる「前橋国際芸術祭 2026」の全プログラムが発表。マルタン・マルジェラや川俣正ら約70組が参加

群馬県前橋市の中心市街地を舞台に初開催される「前橋国際芸術祭」(9月19日〜12月20日)。本芸術祭の参加アーティストおよびプログラムの全容が公開され、5月25日に発表会が開催された。現代美術や建築、音楽、演劇、食の領域から約70組が参加する。

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 群馬県前橋市の中心市街地を舞台に初開催される「前橋国際芸術祭 2026」(9月19日〜12月20日)。その参加アーティストおよび全プログラムの全容が公開された。 

 今回は「めぶく。Where good things grow.」をテーマに、現代美術にとどまらず、建築、音楽、詩、演劇、食など多彩な領域から約70組のアーティストを招聘。アーツ前橋などのミュージアム空間に加え、地元・前橋のクリエイターやコミュニティと連携した20以上のプログラムが展開される。

川俣正の野外制作やマルジェラの展覧会。土地の記憶と紐づくアート

 今回の追加発表では、川俣正やマルタン・マルジェラらの参加が明らかになった。

川俣正《Tree Hut Project》(2008〜)

 サイトスペシフィックなインスタレーションの制作を行う川俣は、アーツ前橋正面のケヤキに《Tree Huts》を現地制作する。さらに、東和銀行本店併設の「憩いの広場」では、市民参加型のワークショップを経て構想されるパブリックアート・プロジェクトを展開する。

©マルタン・マルジェラ

 ファッション界を退きアーティストとして活動するマルタン・マルジェラは、東京・京都を巡回した展覧会を再編成して展示を実施。アーツ前橋と平田晃久設計のまえばしガレリアを会場に、コラージュや大型彫刻、映像作品などで構成される。

廃ビルや戦災遺構も会場に。音楽、演劇、食が市街で交差

 会期中には、前橋の市街なかを舞台にした各ジャンルのイベントも予定されている。

ジム・オルーク(左上) 、クリストフ・シャルル(左下)、カール・ストーン(Photo by Masa Hosojima)(右上) ©田所淳(右下)

 開幕にあたる9月19日から21日までの3日間は、銀座通りの廃ビル「ハウゼビル」にてオープニングライブを開催。ジム・オルーク、カール・ストーン、クリストフ・シャルルらが参加し、電子音楽と映像を合わせたライブパフォーマンスを実施する。

青柳いづみ(Photo by Kishin Shinoyama)(左)、原田郁子(中央)、藤田貴大(右)

 10月31日と11月1日には、前橋空襲の戦災遺構である「旧安田銀行担保倉庫」にて、演劇作家の藤田貴大(マームとジプシー)、俳優の青柳いづみ、音楽家の原田郁子(クラムボン)によるリーディングライブ『koe oto note』が上演される。

和田彩花

 さらに、美食評論家の浜田岳文が国内外のシェフと「食は現代美術の領域に入り得るか?」を検証するプロジェクト「Food as Art?」や、和田彩花による中学生との即興演奏ワークショップライブ、MEET YOUR ARTがプロデュースするアートマーケットなども実施され、アーケード商店街や公開空地を活用した構成となっている。各プログラムを巡る芸術祭のチケットは、5月26日正午より販売が開始される。