2025.6.12

「札幌国際芸術祭2027」のテーマが「PLANET SNOWーupas mintar/upas nociw」に決定。アドバイザーに宇宙飛行士の山崎直子が就任

「札幌国際芸術祭2027」が2027年の1月から2月にかけて開催。テーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)ーupas mintar(ウパㇱ ミンタㇻ)/upas nociw(ウパㇱ ノチウ)」に決定し、アドバイザーに宇宙飛行士の山崎直子が就任した。

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 3年に一度、札幌で開催される札幌国際芸術祭(SIAF)。その5回目となる「札幌国際芸術祭2027(SIAF2027)」が2027年の1月から2月にかけて開催される。

 今回の芸術祭のテーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)ーupas mintar(ウパㇱ ミンタㇻ)/upas nociw(ウパㇱ ノチウ)」。これは、札幌をひとつの星「プラネット・スノー」に見立て、そこに暮らす人類の営みや歴史、文化、未来のあり方など、その星に広がりうる世界を探求するというコンセプトを反映したものだ。また、「ウパㇱ ミンタㇻ/ウパㇱ ノチウ」とは日本の先住民族として独自の文化を育んできたアイヌの言葉であり、ウパㇱは雪、ミンタㇻは庭、ノチウは星を意味する。芸術祭が多様な人々が集い共創する「雪の庭」「雪の星」となり、過去から未来へとつながる希望の道しるべとなるとの思いが込められている。

 SIAF2027ではアドバイザーを新設。宇宙飛行士で札幌市青少年科学館名誉館長の山崎直子を選任した。山崎は就任にあたり、次のようにコメントしている。

私は子どもの頃に札幌で暮らしていて、その時に見上げた星空を、今でも鮮明に覚えています。星空を眺めながら、宇宙の広さや美しさに心を惹かれ、「宇宙の先には何があるのだろう」と想像を膨らませていました。SIAF2027のテーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)」です。札幌の豊かな雪景色と、宇宙に浮かぶ惑星としての地球という壮大なイメージが重なり、とてもワクワクしています。

 なお、同芸術祭のクリエイティブ・ディレクターは前回同様に小川秀明が務め、フェスティバル・ディレクターに細川麻沙美、スクール・ディレクターに漆崇博、 スタジオ・ディレクターに丸田知明が名を連ねる。