今週末に見たい展覧会ベスト10。猪熊弦一郎博覧会から瀬戸内国際芸術祭、「超 国宝」展まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今週開幕
「猪熊弦一郎博覧会」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

香川・丸亀の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で、企画展「猪熊弦一郎博覧会」が4月12日から開催されている。
画家として知られる猪熊弦一郎(1902~1993)は、著名なアーティストや建築家、デザイナーなどの重要人物と関わりを持ち、自身の絵画世界に止まらない様々な仕事を手がけた。本展は、そういった猪熊の絵画以外の活動を取り上げながらその足跡をたどるものだ。
会場は「プロローグ 新制作派協会設立」「1章 生活造型/建築」「2章 生活造型/デザイン、パブリックアート」「3章 ニューヨークへ」「4章 『アート県かがわ』の礎」「5章 MIMOCA」「エピローグ MoMA」の構成。猪熊の多面的な活動を知る貴重な機会をお見逃しなく。
会期:2025年4月12日~7月6日
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室C
住所:香川県丸亀市浜町80-1
開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
休館日:月(ただし、5月5日は開館)、5月7日
料金:[企画展]一般 1500円 / 大学生 1000円、[常設展]一般 300円 / 大学生 200円
「WHO ARE WE, WHERE ARE WE GOING? 〜どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?〜」(PLAY! MUSEUM)

東京・立川のPLAY! MUSEUMで、国立科学博物館とコラボレーションした展覧会「WHO ARE WE, WHERE ARE WE GOING? 〜どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?〜」が4⽉16⽇に開幕した。レポート記事はこちら。
本展はPLAY! MUSEUMと国⽴科学博物館の初のコラボレーション企画。国⽴科学博物館の巡回展「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」を展⽰するとともに、哺乳類や⼈間を知る体験型のインスタレーションを展開している。
展覧会は、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中⼼に、貴重な標本の数々より選び抜いて制作。「観察の眼、発⾒の芽」をテーマに、哺乳類の持つ特有の⽣態や特徴を「ちがいの整列」「はえている道具」「かもしれない模様」といった11のテーマを通じて展示。哺乳類の多様性やヒトとの異同を知ることができるだろう。
会期:2025年4⽉16⽇〜7⽉6⽇
会場:PLAY! MUSEUM
住所:東京都⽴川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F
電話番号:042-518-9625
開館時間:10:00〜17:00(⼟⽇祝〜18:00)※⼊場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:⼀般 1800円 / ⼤学⽣ 1200円 / ⾼校⽣ 1000円 / 中・⼩学⽣ 600円(立川市民は⼀般 1200円 / ⼤学⽣700円 / ⾼校⽣ 600円 / 中・⼩学⽣400円)