EXHIBITIONS
浅野友理子「地続きの実り」
SNOW Contemporaryで、浅野友理子による個展「地続きの実り」が開催される。
浅野友理子は1990年生まれ。土地の食文化や植物の利用法を学ぶために様々な土地を訪ね、出会った人々とのやりとりや自身の体験をなぞり、その土地で受け継がれてきたものを記録するように絵画を制作してきた。それらの作品は、たんなる植物画にとどまらず、土地に伝わる知恵や知識に着目し、現代社会で失われつつある人と自然との共生や、人間以外の生き物に対する視点、生命の循環、あるいは女性の労働など、現代的な問題意識を内包している。
本展では、浅野が瀬戸に滞在したなかで巡り会った自然と、その地に住まう人々の営みから着想した新作絵画を発表。千年余の歴史と伝統を有するやきものの産地であり、やきものの原料となる粘土や燃料となる樹木などに恵まれた瀬戸地域を、浅野は今年の春から初夏にかけて見つめてきたという。その歴史ある瀬戸で、浅野が滞在中に出会った人々から話を聞くなかで感じた、時代の変遷とともに変わる人の営み、そして自然環境の変化により生まれた新たな植生から見える複雑な共生関係が、浅野にインスピレーションを与えている。浅野が植物を通じて見えてきた瀬戸の土地の実りの痕跡を、フィールドワークを通じて得た体験とともに、その土地に根付いたやきものと絵画で表現している。
今回の展示は、大皿作品1点と新作絵画13点で構成。同廊では2回目となる個展「地続きの実り」で、浅野が見つめる自然と人の営みを主題とした作品群を見ることができる。
浅野友理子は1990年生まれ。土地の食文化や植物の利用法を学ぶために様々な土地を訪ね、出会った人々とのやりとりや自身の体験をなぞり、その土地で受け継がれてきたものを記録するように絵画を制作してきた。それらの作品は、たんなる植物画にとどまらず、土地に伝わる知恵や知識に着目し、現代社会で失われつつある人と自然との共生や、人間以外の生き物に対する視点、生命の循環、あるいは女性の労働など、現代的な問題意識を内包している。
本展では、浅野が瀬戸に滞在したなかで巡り会った自然と、その地に住まう人々の営みから着想した新作絵画を発表。千年余の歴史と伝統を有するやきものの産地であり、やきものの原料となる粘土や燃料となる樹木などに恵まれた瀬戸地域を、浅野は今年の春から初夏にかけて見つめてきたという。その歴史ある瀬戸で、浅野が滞在中に出会った人々から話を聞くなかで感じた、時代の変遷とともに変わる人の営み、そして自然環境の変化により生まれた新たな植生から見える複雑な共生関係が、浅野にインスピレーションを与えている。浅野が植物を通じて見えてきた瀬戸の土地の実りの痕跡を、フィールドワークを通じて得た体験とともに、その土地に根付いたやきものと絵画で表現している。
今回の展示は、大皿作品1点と新作絵画13点で構成。同廊では2回目となる個展「地続きの実り」で、浅野が見つめる自然と人の営みを主題とした作品群を見ることができる。