復活！横尾忠則の髑髏まつり

　横尾忠則現代美術館で「復活！横尾忠則の髑髏まつり」が開催される。

　横尾忠則の作品には、溢れる生命力と対照的に「死」の影が漂っている。髑髏や骸骨のように死を暗示する図像から、他界した同級生の写真、空襲で赤く染まった空など自身の記憶に由来するものまで、様々な死のかたちが、鮮やかに力強く、見る者を挑発する。

　本展では、作品に繰り返しもちいられる図像を手がかりとして、死を見つめながら生を描き続ける作家の「死」への眼差しに迫る。本展覧会は、2020年、コロナ禍により開幕直前で中止となった「横尾忠則のまつり」を再構成したものだ。