EXHIBITIONS

7作家の視点 ー思考と技巧ー

神谷麻穂 うつわ 手びねり成形、上絵付け

 入善町下山芸術の森発電所美術館で、開館30年で初の試みとなるゲストキュレーターによる展覧会「7作家の視点 ー思考と技巧ー」が開催されている。

 本展のゲストキュレーターを務めるのは、発電所美術館で作品発表の経験を持つ入善町在住の版画家・玉分昭光。国際的な版画展で受賞を重ねる作家としての活動だけでなく、ギャラリー運営も手がけており、これまでに富山市民プラザなどを会場に展覧会を企画し成功させてきた。

 今回玉分は「思考と技巧」をテーマに、富山県を中心に近県で活躍する作家7名を紹介する展覧会を企画。独自の思考や現代的な感覚を持ち、技術的な向上を追求しながら作品と向きあう芸術家として選定された7作家は、30代から70代と世代が幅広く、作品ジャンルも多彩なものとなった。各作家がそれぞれの視点で入善町をリサーチして生み出された新作や選んだ作品約35点を展示。

 出品作家は、伊藤真知子、上田政臣、小笠原義博、神谷麻穂、森田志宝、柳元悦、柳原良平。

 また、本展開催にあわせて、各作家による入善町をテーマとしたワークショップなどの関連イベントも数多く実施される。