七癖 - NANAKUSE –

　DIESEL ART GALLERYで、新虎画廊キュレーションによる展覧会「七癖 - NANAKUSE -」が開催される。

　本展では、これまでに新虎画廊で個展を開催した6名に、2025年に個展開催を予定している1名を迎え、画廊の歩みをたどりながらその現在地を示す構成となる。参加作家は、USUGROW、IMAONE、SHOHEI OTOMO、NISHI、FATE、SNIPE1、TENGAONE。

「一点ギャラリー」とも呼ばれる新虎画廊は、「作品1点で見せる」というコンセプトのもと、数名のクリエイターによって自主的に運営されており、これまでに個展を開催した6名の作家はいずれも、その形式に向きあい挑んできた。

　本展では、作家それぞれが主題となる1点を軸に、制作ノートやドローイング、関連作品など、そこに至る過程や思考の痕跡を交えながら、作品が立ち上がる「前後」をたどる。

　参加作家たちに共通しているのは、日本のサブカルチャー。グラフィティ、ヒップホップ、パンク、スケートボーディング、アニメ、ゲームなどが広がりを見せた1990年代から2000年代にかけて、その現場に身を置き、その空気を吸収しながら表現を育んできたことだ。世界的な影響力を持つに至った日本のサブカルチャーのなかで、その潮流に流されることなく個性をみがき、表現の拡張を試みてきた作家たちだ。

　今回の展示では、作品の展示と一部販売のほか、DIESELとのコラボレーションTシャツ、プリント、そして新虎画廊制作によるZINEなども販売予定だ。