EXHIBITIONS
星野暁、安永正臣「泥の海、炎の壁」
Nonaka-Hill 京都で、星野暁、安永正臣による展覧会「泥の海、炎の壁」が開催される。
本展は、安永の呼びかけにより実現した、ふたりの陶芸家による初の本格的な共同展示だ。
星野と安永は、大阪産業大学環境デザイン学科で出会った。教える者と学ぶ者という立場で始まった関係は、学内での交流を通して育まれ、卒業後はそれぞれの道で活動を深めるなか、再び交わりを得て本展へと結実した。安永にとっては、学生時代に星野の作品に出会ったことが、創作の出発点ともいえる契機となったという。
展覧会タイトルの「泥の海、炎の壁」は、ふたりがそれぞれの人生と創作のなかで直面した、自然の脅威に触発されたものである。激しい土石流や炎の現象の記憶は、両作家の作品において、たんなる素材としてではなく、作品そのものに刻み込まれている。
走泥社での活動を起点に半世紀にわたり探求を続ける星野暁と、釉薬のみを用いて陶芸表現の可能性を拓く気鋭の陶芸家・安永正臣。素材との真摯な対話と、造形へのゆるぎない意志を軸に交差するふたりの創作は、世代を超えて響きあいながら新たな表現を生み出す。本展では、「呼継ぎ」という伝統的手法を用いたコラボレーションによる新作「泥の海、炎の壁」を初公開。
本展は、安永の呼びかけにより実現した、ふたりの陶芸家による初の本格的な共同展示だ。
星野と安永は、大阪産業大学環境デザイン学科で出会った。教える者と学ぶ者という立場で始まった関係は、学内での交流を通して育まれ、卒業後はそれぞれの道で活動を深めるなか、再び交わりを得て本展へと結実した。安永にとっては、学生時代に星野の作品に出会ったことが、創作の出発点ともいえる契機となったという。
展覧会タイトルの「泥の海、炎の壁」は、ふたりがそれぞれの人生と創作のなかで直面した、自然の脅威に触発されたものである。激しい土石流や炎の現象の記憶は、両作家の作品において、たんなる素材としてではなく、作品そのものに刻み込まれている。
走泥社での活動を起点に半世紀にわたり探求を続ける星野暁と、釉薬のみを用いて陶芸表現の可能性を拓く気鋭の陶芸家・安永正臣。素材との真摯な対話と、造形へのゆるぎない意志を軸に交差するふたりの創作は、世代を超えて響きあいながら新たな表現を生み出す。本展では、「呼継ぎ」という伝統的手法を用いたコラボレーションによる新作「泥の海、炎の壁」を初公開。