2025.6.11

シャネルの企画展「la Galerie du 19M Tokyo」が六本木ヒルズ森タワーで開催。クリエイターと職人らによるコラボレーションに注目

シャネルによってパリに設立された複合施設「le19M」。その企画展「la Galerie du 19M Tokyo」が六本木ヒルズ森タワー52階で開催される。

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 2021年にシャネルがパリに設立した複合施設「le19M(ル ディズヌフエム)」。その企画展「la Galerie du 19M Tokyo」が六本木ヒルズ森タワー52階で開催される。会期は9月30日〜10月20日。

 「le19M」は、ファッションとインテリアを極めた約700人の職人や専門家が集結する複合施設。施設内に設置されたオープンスペース「la Galerie du 19M(ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム)」では、招聘するクリエイターとの対話を通じて、職人たちの唯一無二の技術を伝承する展示も企画されている。

 今回東京にて開催されるこの企画展は「le Festival(ル フェスティバル)」「Beyond Our Horizons(ビヨンド アワー ホライズンズ)」「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」といった3章構成。これらを通じて、クリエイターとle19Mのアトリエの職人たちによるコラボレーションを紹介するものとなる。

 例えば、第1章の「le Festival」では、le19Mのメゾンダールの卓越した技術を紹介するインスタレーションを、パリを拠点に活動する建築家・田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects[ATTA])が手がける。

 続く第2章「Beyond Our Horizons」は、日本とフランスの約30人の職人やアーティストによる作品を集めた没入型の展覧会。展示作品のなかにはle19Mのメゾンダールとのコラボレーションも存在し、安藤桃子、西尾洋一、緒方慎一郎、徳田佳世、アスカヤマシタがキュレーターを務める。

 そして第3章の「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」では、刺繍とツイードのメゾンであるルサージュの100周年を記念した特別な作品が展示される予定となっている。

 なお、期間中にはワークショップやトークイベントなど、様々な文化プログラムを実施予定。日本とフランスの伝統的な文化が織りなす豊かな体験と、その現代的な解釈をぜひ会場で目の当たりにしてほしい。