EXHIBITIONS
米澤柊「泳ぐ目たち」
SNOW Contemporaryで、米澤柊による個展「泳ぐ目たち」が開催されている。
米澤柊は、美術家・アニメーターとして活躍する作家で、日本で初開催となる「LVMH Métiers d’Art」のアーティスト・イン・レジデンスプログラムにおいて多数の候補者のなかから選出された注目度の高いアーティストのひとりとされている。昨年の個展「うみの皮膚、いないの骨」では、生命の誕生以降、生命のあり方が多様な形に進化したことに着目し、太古から連なる海の生命から、未来の「アニマ」(魂)を持つ人々と世界の関係や、言葉の先の新しいコミュニケーションを模索した。
本展「泳ぐ目たち」は、アニメーションにおける残像表現の技法「オバケ」に着目した「オバケのスクリーンショット」シリーズで構成された展覧会となっている。 2021年から制作が続けられている同シリーズ名の「オバケ」とは、アニメーションにおいては「生」を与えるという残像表現の技法であり、言葉としては「死」を想起させるものであるという、この相対する「生と死」のイメージが内包。これは、作家自身の生命の循環の不思議や生と死についての根源的な問いにも深くつながっているという。
本展では、米澤が「見ること」の拡張が進んだとき、心と身体はどのように変化していくのかを想像し生み出した「泳ぐ目」から着想を得ている。まだ見ぬ未来において人間の肉体も、アニメーションキャラクターが持つ様々な身体のように、魂と肉体が光と影を受け入れ、空気に漂うように透明となっていく進化後の世界に思いを馳せたものとのこと。
今回の展示では、米澤が魂と身体、生命の進化を、「見る」ことの進化という視点から、その先にある身体のかたちを探る。オリジナル作品7点、プリント作品4点を含め、すべて新作で構成される。
米澤柊は、美術家・アニメーターとして活躍する作家で、日本で初開催となる「LVMH Métiers d’Art」のアーティスト・イン・レジデンスプログラムにおいて多数の候補者のなかから選出された注目度の高いアーティストのひとりとされている。昨年の個展「うみの皮膚、いないの骨」では、生命の誕生以降、生命のあり方が多様な形に進化したことに着目し、太古から連なる海の生命から、未来の「アニマ」(魂)を持つ人々と世界の関係や、言葉の先の新しいコミュニケーションを模索した。
本展「泳ぐ目たち」は、アニメーションにおける残像表現の技法「オバケ」に着目した「オバケのスクリーンショット」シリーズで構成された展覧会となっている。 2021年から制作が続けられている同シリーズ名の「オバケ」とは、アニメーションにおいては「生」を与えるという残像表現の技法であり、言葉としては「死」を想起させるものであるという、この相対する「生と死」のイメージが内包。これは、作家自身の生命の循環の不思議や生と死についての根源的な問いにも深くつながっているという。
本展では、米澤が「見ること」の拡張が進んだとき、心と身体はどのように変化していくのかを想像し生み出した「泳ぐ目」から着想を得ている。まだ見ぬ未来において人間の肉体も、アニメーションキャラクターが持つ様々な身体のように、魂と肉体が光と影を受け入れ、空気に漂うように透明となっていく進化後の世界に思いを馳せたものとのこと。
今回の展示では、米澤が魂と身体、生命の進化を、「見る」ことの進化という視点から、その先にある身体のかたちを探る。オリジナル作品7点、プリント作品4点を含め、すべて新作で構成される。