NEWS / REPORT - 2026.3.9

「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」(Bunkamuraザ・ミュージアム)開幕レポート。写真と衣服、「かっこいい」を生み出す物質

スポットで照らされた作品が並ぶ展示空間。中央は《Colombia, 2016》

《India, 2002》(左)と《Nambia, 2001》(手前)。会場は様々な角度から被写体の「視線」を感じる空間となっている

左手前が《Iran, 2006》。高木はイランでの撮影も行っている。イスラエルとアメリカによるイランへの攻撃が続く現在、被写体となった人々の現在に思いを馳せずにはいられない

左から《China, 2002》《Nepal, 1999》《Japan, 2025》《China, 2002》。場所も時代も異なる女性のポートレートが集合した空間がここにできあがっている

《Iran, 2007》。遠景の山々とそこに生きる人々の姿が、望遠レンズの圧縮効果で一体的に捉えられている

作品点数は多く導線は複雑だが、鑑賞者の視界がつねに先まで見通せるように工夫されている会場

中央は《Iran, 2006》。ニスを塗ることで作品の表面に光沢が生まれ、黒の深みも増している

会場内には「広場」と名づけられた空間があり、ドラムセットが置かれている。オープニングでは、このドラムを打ち鳴らすパフォーマンスが展開された

オリジナルプリントや高木の収集した私物は、アクリルケースを利用した立体的な展示が試みられている

《同時多発的装飾》(2026)の展示風景。2000年代の個性的なファッションをまとう渋谷の人々と、民族衣装を身につけた人々を同時に映し出す本作は、双方に共通する美意識が浮かび上がっている

前へ
次へ
1 / 10
前へ
次へ
編集部